視覚障害者柔道・女子48キロ級の半谷静香選手(36)を紹介。視力は光を感じる程度で障害は重いクラス。これまで視覚障害者柔道は障害の重さに関わらず、全ての選手が同じ土俵で戦ってきた。東京パラリンピックの3位決定戦で半谷は自らよりも障害が軽い選手に敗れてメダルに手が届かなかった。2022年に障害の重さで分かれて戦うようルールが変更された。視力が悪い選手のほうが勝率が悪いという相関が認められたからだという。半谷は障害の重い選手は軽い選手と比べて動く範囲が狭いため戦いやすくなったと語った。パリパラリンピックへ向けて相手の動きを感じ取る柔道に取り組んできた。