2025年6月24日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
ミャンマー人音楽家 平和を祈る歌

出演者
望月麻美 池間昌人 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
イラン カタールの米軍基地に報復攻撃

アメリカのイラン攻撃に対し、イランが報復攻撃を行った。約1万人が駐留する中東におけるアメリカ軍最大規模のウデイド空軍基地をミサイルで攻撃した。14発のうち13発は迎撃され、もう1発も着弾しなかった。トランプ大統領は先ほど「あと数時間で停戦が実現するかもしれない」と述べた。国防総省によるとミサイルは迎撃され、物理的、人的被害はなかった。トランプ大統領はイランの報復はとても弱かったとした上で、イラン側から事前に通告があったと謝意を示した。大統領は「今こそ和平の時だ」とメッセージを発信した。国連のIAEA(国際原子力機関)によると、イランの濃縮ウラン約408キロの所在が確認されていない。トランプ大統領は先ほど「完全かつ全面的な停戦に向かっている」とSNSに投稿した。アメリカ国防総省幹部は取材で「政権はイランの攻撃は地域限定とみている」と述べている。イランはカタールの基地への攻撃を勝利宣言と呼び、イラン革命防衛隊はアメリカがイラン核施設攻撃に使用した同数のミサイルで報復したと主張。イランの最高指導者は「いかなる攻撃にも屈しない」と誓っている。アメリカはイラク、バーレーン、カタール、シリアに展開する4万人以上のアメリカ兵を守るため調整を行ってきており、攻撃の数時間前にはカタールのアメリカ大使館に屋内退避命令が出された。また、リスク軽減のための計画が行われてきた。衛星写真による二十数機以上の軍用機がウデイド空軍基地から移動している。

詳しく イスラエルとイラン “停戦で合意”

イランによるアメリカ空軍基地への報復攻撃から約5時間半後、トランプ大統領が「イスラエルとイランの双方が停戦に合意した」とSNSに投稿した。イスラエルとイランの公式発表はまだないが、トランプ大統領は“およそ6時間後にイスラエルとイランの双方が現在進行中の「最後の任務」を終了する”としている。その後については双方が戦闘を停止すれば、日本時間あすにも戦闘が終結するとの認識を示した。イランはカタールの首都ドーハ近郊にあるウデイド空軍基地に報復攻撃を行った。イランは“アメリカがイラン国内の核施設攻撃に使った爆弾と同じ数のミサイルを使った”と主張しているが、カタールの防空システムが迎撃し、けが人は出なかった。攻撃の前、現地では通告があったことをうかがわせる動きが続いていた。イランが攻撃を発表した約1時間前、カタールは空域の一時閉鎖を発表。アメリカ大使館は現地のアメリカ人に対し退避を勧告していた。イランとしては国の威信をかけて進めてきた核開発の施設を攻撃され見過ごすことができない一方、アメリカと本格的な軍事衝突に突入すればイスラム体制崩壊のおそれがある。イランとしては対面を保ちつつも、抑制的な攻撃にとどめたものとみられる。こうした動きを受けて、自らを“ピースメーカー”とするトランプ大統領ははイランの核問題についても外交的手段で解決することを目指してきたことから停戦の仲介に舵を切ったものとみられる。イスラエルはイランの核関連施設への先制攻撃に加え、米軍の攻撃も引き出し、イランの核開発を一定程度後退させることに成功。また、イラン軍と革命防衛隊のトップも殺害するなど、イランの軍事力に大きなダメージを与えた。イスラエルはおととし10月にハマスとの戦闘が始まって以降、中東各地でイランが支援する勢力を弱体化させてきた中に乗り出したイラン攻撃で、一定の成果をあげたと主張できる状況は整っていた。ただ、イスラエルはこれまでもレバノンやガザ地区での停戦が発効した後も相手が攻撃を仕掛けていると主張して攻撃を続けるケースが相次いできた。停戦が始まるのか、始まったとしてもどれだけ続くかは不透明で、中東情勢は余談を許さない状況が続いている。

“イランに緊張緩和への兆候”

イランはアメリカ軍のカタール基地に対する攻撃について事前に通告した上、アメリカがイランの核施設への攻撃に使ったのと同じ数のミサイルを発射したとしている。アメリカはカタールにいるアメリカ人に屋内にいるようにとの勧告を解除した。カタールのアメリカ軍基地に向けたイランのミサイルはすべて迎撃し、負傷者はいない。イランは声明でアメリカがフォルドゥの核施設攻撃に使ったのと同数の6発のミサイルを発射したとしている。イランは市民が避難できるよう、カタールには事前に通告した。中東には17のアメリカの空軍基地がある。イラクには海軍基地と地上部隊の基地がある。その中で最も重要なのがカタールの首都ドーハにあるウデイド空軍基地。衛星写真によると6月初めにいた軍の航空機が2週間後に退避していた。ウデイド空軍基地には兵員1万人がおり、この地域のアメリカと同盟国の航空作戦の拠点。イランは23日、「これはアメリカの攻撃を受けての強い決定的な行動だ」と声明を発表した。しかし、これ以上の行動は取らないかもしれない兆候が見られる。ただ、ホルムズ海峡という脅威がある。イランの国会は世界の原油の20%が通過するホルムズ海峡封鎖を支持するとしている。封鎖はイランにも中国にも痛手となるため、今後緊張が緩和される可能性がある。

イスラエル軍 イラン刑務所を空爆

イスラエル軍はトランプ大統領が「イスラエルとイランが停戦で合意した」と投稿するより前の23日には、首都テヘランにある刑務所を空爆した。この刑務所には多くの政治犯に加えて外国人も収容されている。フランス人の男女2人もここに囚われている。2人は3年前からイランに囚われており、フランス人は彼らを人質とみなしている。マクロン大統領は23日夜、2人は安全だと断言している。大きな被害にもかかわらず、イランは刑務所を掌握していると断言している。さらにイスラエル軍はテヘランに対しても、かつてない規模の爆撃を行った。イスラエル軍によると100発以上の爆弾をテヘランに投下したという。革命防衛隊や治安組織の本部が主な標的となった。

イラン外相 支持求めロシア訪問

ロシアのプーチン大統領は首都モスクワを訪問しているイランのアラグチ外相と会談し、イスラエルとアメリカによるイランへの攻撃について「根拠もなく正当化もできない」と述べ非難した。プーチン大統領は今月、トランプ大統領との電話会談で緊張緩和のため、ロシアが仲介役を担う用意があると表明している。イランはロシアからの支持を求めている。イランのアラグチ外相がモスクワを訪れ、プーチン大統領と会談。プーチン大統領はイランに対する攻撃を挑発のない侵略行為だと避難した。ロシアはイラン国民を助け、仲介する用意もあるとした。イランは1月にロシアと戦略的パートーナーシップの協定を結んでいる。

プーチン大統領とイランのアラグチ外相との会談はアメリカがイランの核施設を攻撃する前から予定されていたが、状況は一気に緊迫化している。プーチン大統領は「イランを取り巻く地域情勢が緊迫する厳しい時期のロシア訪問。今の情勢に関する我が国の立場はご存知の通りだ。外務大臣がはっきりと明言している。国連安全保障理事会での立場もご存知だろう。イランへのいわれのない侵攻には根拠がなく正当化できない」、アラグチ外相は「この侵略を非難したロシアに感謝している。ロシアは歴史と国際法の正しい側にいる」と述べた。ロシアはイランともイスラエルとも対話できる数少ない国の一つ。現状の解決策を探るため、モスクワは力を注いでいる。プーチン大統領は「アメリカの大統領、イスラエルの首相、アラブ首長国連邦の大統領、イランの大統領とも電話会談を行った。あなたがヨーロッパでも外相会談を行ったことを知っているし、モスクワ訪問をうれしく思っている」と述べた。

封鎖懸念で原油価格不安定

原油価格は上昇し、アジア市場では現在ブレント原油が1バレル77ドル45セント付近で、WTI原油は75ドル近くで推移している。ブレント原油は一時約5か月ぶりの高値水準の80ドル台をつけたあと下落した。週末にイランに対するアメリカ軍の攻撃があり、ホルムズ海峡が封鎖される懸念が高まる中、大型タンカーが2隻ホルムズ海峡に入ったあと進路を反転させたが、このうち1隻は再び向きを変えて戻っていった。世界の原油需要の約20%が通って運ばれるホルムズ海峡はペルシャ湾とインド洋をつなぐ水路。イラン国営放送はイランの国会がホルムズ海峡の封鎖を承認したと報じたが、最終決定は国家安全保障最高評議会、最高指導者の判断に委ねられる。ホルムズ海峡に支障が出れば世界経済に大きな影響が出るため、イランが封鎖に踏み切るかが注目される。イランに海峡を封鎖する法的権限はなく、武力による封鎖を試みる、またはその素振りを見せれば付近の海域を他国と共に監視するアメリカ海軍が強硬な態度に出る可能性がある。ホルムズ海峡の封鎖は1日約200万バレルの原油を輸出するイランにとっても痛手で、国にとって大きな収入源の一つが大きく減ることになる。アナリストは世界的に原油が1バレル100ドル以上まで高騰するおそれもあるとみており、イランだけでなくサウジアラビア、UAE、イラク、クウェート、カタールなどから1日あたり計2000万バレルの原油がホルムズ海峡を通って輸出されており、サウジアラビアとUAEは別のルートがあるが、それ以外の国はこの海域を使わざるを得ない。封鎖となれば特に大きな影響を受けるのがホルムズ海峡を通過する原油の8割が向かうアジアの地域で、先月のデータでは中国とインドだけでその半分を、日本と韓国で約25%を輸入している。特に中国はイランからの輸入量が1日280万バレル以上と最大。ホルムズ海峡が封鎖になれば中国のイラン離れにつながり、中東におけるイランの影響力低下をもたらしかねないとみている。

朝鮮半島情勢への影響は

イランの核施設に対するアメリカの攻撃に対し、北朝鮮は主権国家の安全と利益を乱暴に蹂躙したとアメリカを非難したが、公式の談話や声明ではなく、外務省の報道官が記者の質問に答える形だった。北朝鮮も中東情勢を慎重に注視していると言える。トランプ大統領は1期目の政権で北朝鮮の核施設に対する攻撃を検討していたとされている。ただ、北朝鮮はすでに数十基の核弾頭を保有しており、地政学的な位置もイランとは全く異なるため、アメリカが北朝鮮の核施設を攻撃するのは困難だとの見方が優勢。北朝鮮専門家は中国やロシアと国境を接しているため、北朝鮮に対する攻撃は中国やロシアへの挑戦になると話す。今後の米朝間の交渉でイランの核施設への攻撃が北朝鮮に圧力を加える手段になり得るものの、中東問題がアメリカにとって最優先の懸案となったことで北朝鮮の核問題は優先順位が低くなる可能性が高い。国際外交院の教授はアメリカがロシアによるウクライナへの軍事侵攻やイスラエルによるイランへの攻撃に直接、間接的に介入しているため、かなりの費用がかかるとして同盟国にそうした費用を負担させようと圧力をかけてくる可能性がある。一部では在韓米軍兵士が派遣される可能性も提起されているが、韓国政府はまだそうした議論はないとしている。

速報 イラン外相 “攻撃停止で対応なし”

イランのアラグチ外相は先ほどSNSに投稿し「現時点では停戦や軍事行動の停止についての合意は存在しない」とした上で、「イスラエルがテヘラン時間の午前4時までにイラン国民に対する違法な侵略を停止すれば、それ以降イランとしては対応を継続するつもりはない」として、イスラエルが攻撃を停止すればイランとしても停戦に応じる考えを示した。

NATO首脳会議 国防費割合引き上げへ

今年のNATO首脳会議はオランダ・ハーグで開催される。中東情勢が混乱する中、加盟国はGDP(国内総生産)の5%を国防費に充てるとする歴史的合意を正式に発表する予定。この方針に否定的なスペインは5%の目標から除外を認められた。トランプ大統領はかねてからヨーロッパ主要国に対して国防費をGDPの5%まで引き上げるよう求め、「ヨーロッパの安全保障はヨーロッパが守るべきだ」と主張してきた。ヨーロッパに駐屯するアメリカ軍の縮小を求めるアメリカ側の意向に沿った動きともみれる。NATOのアメリカ大使は会見で「秋までにはアメリカ軍の規模を見直すが、同盟の防衛には空白が生じないようにする」と述べた。また、NATO首脳会議を前にイギリスとウクライナの首脳が会談し、軍事装備を共同生産することで合意した。ゼレンスキー大統領は「共同生産の決定は両国を変化させる極めて強い措置となるだろう」と述べた。NATOは韓国や日本、オーストラリア、ニュージーランドの増額についても言及していることから、韓国も国防費の引き上げが現実化する可能性がある。

キーウの集合住宅にミサイル攻撃

ウクライナの首都キーウで23日朝にかけてロシア軍のミサイルや無人機による攻撃があり、少なくとも8人が死亡。住宅地で火災が発生し、多くの集合住宅が破壊された。無人機352機とミサイル16発による攻撃だった。

ロシア軍はウクライナの首都キーウとその近郊の軍事施設に対し、無人機や精密兵器による攻撃を行った。攻撃の対象となったのは兵器メーカー、飛行場、機雷と魚雷の兵器庫。現場では爆発による火災が今も続いている。ロシア国防省が公開した映像にはロシア軍の無人機が3つの地点でウクライナ軍の滞在地点を攻撃している様子が映っていた。

ワールドEYES
コーナーオープニング

コーナーオープニング映像。

特集 ミャンマー人 音楽家 祖国の民主化を願う

先月、ミャンマーとの国境に接するタイ・メーソートでライブが開かれ、ミャンマー人の歌手で作曲家のネイ・ローンさんが歌っていた。観客の多くは戦闘が続くミャンマーを逃れ、タイに避難している人たち。クーデターによる混乱で苦しむ人たちのことを歌った歌が心に響くという。ネイ・ローンさんはかつてはミャンマーの最大都市ヤンゴンで歌手として活動しながら恋愛ソングなどを作曲し、多くのアーティストに提供してきたが、2021年のクーデターで人生が変わった。軍による弾圧で多くの民間人の命が奪われた。当時、軍に反対する意思を示すためデモに参加。ネイ・ローンさんは所有していた自宅や音楽スタジオなどほぼ全ての財産を投げ売って民主派の武装組織に参加し、約3年間戦った。ネイ・ローンさんは1年半前、兵士を辞めてタイに逃れる決断をした。歌を生み出すことで寄付金を募り、民主派を手助けしようと考えた。かつて恋愛ソングだった歌は全てクーデター後に自分や仲間たちが実際に経験したことに変わった。歌はYouTubeなどで公開され、100万回以上再生されたものも多くある。コメント欄には歌に共感したミャンマー人などから祖国の民主化を願う声が多く寄せられている。欧米などに住むミャンマー人にも拡散され、これまでに約900万円の寄付が寄せられた。ネイ・ローンさんは音楽で得たお金を全て支援に使っている。ミャンマー国内にある民主派の拠点に国境を越えて密かに運ぶため、深夜2時から炊き出しを行っていた。避難生活を余儀なくされた人たちのために服などを購入し、避難民キャンプなどに届けている。さらに今、戦闘で負傷した人たちのもとを頻繁に訪れている。傷を負った人たちにせめて歌を届けたいと考えている。今もミャンマーの民主化を願って命をかけている人たちがいることを歌で伝えていきたいと考えている。ネイ・ローンさんは「音楽の力は銃に勝る。国を変えることもできるはず。誰もが調和し支え合うミャンマーを夢見ている」と話した。

バンコクから中継。タイに逃れてきたミャンマーの人たちの多くが着の身着のままで逃れてきていて、その日暮らしの貧しい生活をしていた。タイに密入国していることや、自分が画面に出ることでミャンマーに残る家族に危険が及ぶことを案じて、そういった人たちの現状はなかなか取材できない。厳しい状況にいるからこそ、ネイ・ローンさんの歌は希望や勇気をもらえると人気を集めている。町には民主化を願う多くのミャンマー人がいて、一つのコミュニティーを形成している。ミャンマーでは3月に起きた大地震の後、軍と民主派勢力側の双方が一時停戦を表明したが、現地では依然戦闘が続いているとみられる。軍は12月に総選挙を実施する方針を示しているが、民主派勢力側は総選挙は違法で不正だと反発を強めている。軍と民主派勢力側との対立はこう着した状況が続いており、先行きは不透明な情勢。

(ニュース)
“蚊ほどの大きさ”偵察用ドローン

中国人民解放軍国防科技大学は蚊の大きさの偵察ドローンを開発した。大陸メディアでは超小型ドローンを研究員が指でつまんでいる姿が伝えられている。全長わずか2cmで重さは0.3g。蚊のように小さなドローンは従来の偵察の障害をものともせず、敵陣を突破し奥深くに潜り込むことが可能。超小型ロボットは中国のドローン技術の飛躍を示すものだと複数の専門家が指摘している。

温暖化から世界遺産を守れ!

地球温暖化の影響で世界各地で洪水や干ばつなど異常気象による被害が相次いでいる。フランス中西部アンドル=エ=ロワール県にあるアンボワーズ城では、ここ数か月の激しい雨の影響で城壁が今にも崩れ落ちそうな状態で、4か月前から作業員らが城塞の強化工事を進めている。壁に入った亀裂や石材の隙間は地球温暖化の影響によるもの。去年秋の記録的豪雨で水を含んだ城壁のそばの盛土に地滑りの危険があるとの警告が1月末に出され、2000tの土が緊急に除去されることになった。ドリルを使い鉄の釘を深さ40mまで打ち込んでいくが、大きな危険を伴う作業のため常時センサーで監視している。非常に大規模な工事であるため、工費も250万ユーロ(4億円余り)と莫大。緊急工事が必要なのは城壁の下にある住宅を守るためで、住民80人は別の場所に避難している。一方、アンボワーズ城自体は一般公開され、毎年40万人以上が訪れている。アンボワーズ城のみならず、ロワール渓谷に点在する古城群の多くが地球温暖化の影響にさらされている。シャンボール城には浸水の危険があり、シュノンソー城は日照りに脅かされている。 アゼルリドー城では週に1度、城の庭師が藻の除去作業も行っている。藻は太陽が照りつけ気温が上がるほど繁殖する。ここ数週間は池の水位もかなり下がっている。城の外壁は水に浸かった基礎の杭で支えられている。城の管理者は「水位が下がり支柱が日にさらされると木が歪み強度が落ちる可能性があり、城の構造そのものにとっても危険」と話した。気温上昇に伴い、城に沿って流れるアンドル川が干上がることになれば、城を囲む池にも水がなくなる事態を危惧している。他にもパリ近郊のシャンティイ城やマルセイユのイフ城などの歴史遺産が2050年までに気候変動の影響を受ける可能性があると言われている。

パリオリンピック聖火台 再び空に

去年のパリオリンピックの時に使われた噴水が音楽フェスティバルのためにパリの空に舞い戻った。人々は再会の喜びに感激していた。魅惑のひと時はオリンピック開幕の7月26日に始まり、パラリンピックの閉幕とともに終わりを迎えた。世界中が我先にとカメラに収めた。22日朝からチュイルリー公園で一般公開されている。一時的な効果を狙い設計されたが、おそらくは永遠に存在し続けるため、構造が強化された。噴水のクリエイターは「将来も私たちを感動させ続け、夜は人々を惹きつけ心を動かし続けるモニュメントになるのであれば、私としてはとても誇りに思う」と話した。今から2028年のロサンゼルスオリンピックの時まで夏が来るたび噴水は舞い戻る。

これまでの主なニュース

アメリカのトランプ大統領はイスラエルとイランが停戦することで合意したと投稿したことについて、イランのアラグチ外相はSNSに投稿し「現時点では停戦や軍事行動の停止についての合意は存在しない」とした上で、「イスラエルがテヘラン時間の午前4時までにイラン国民に対する違法な侵略を停止すれば、それ以降イランとしては対応を継続するつもりはない」として、イスラエルが攻撃を停止すればイランとしても停戦に応じる考えを示した。

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