フランス・パリ市内のエッフェル塔には、オリンピックの開催に合わせオリンピックのシンボルがことし6月に取り付けられた。このシンボルについて、パリ市のイダルゴ市長は先月31日に公開された地元紙のインタビューで「パリ万博のために造られたエッフェル塔と、同じようにパリとフランスに足跡を残したオリンピックを組み合わせるのは、すばらしいアイデアだ」と述べ、大会を記念して今後も残す方針を明らかにした。「すでにIOC(国際オリンピック委員会)の同意も得ている」としている。ただ「強風などで落下しないように、同じ大きさの別のものに取り替える」という。イダルゴ市長は、大会が成功を収めた証しとしてシンボルを残したい考えだと見られる。一方でインターネット上では「フランスを代表する歴史的建造物の姿を変えるべきではない」などと反対する声も出ていて、今後議論を呼びそう。