フランス・パリ近郊・オルリー空港で、人々が出迎えたのは聖火。各地を巡ったあと、向かったのは手こぎのボート。ロイター通信によるとボートは20人余が乗ることができ世界最長。大会マスコット・フリージュ。フランス革命などで自由の象徴とされた赤い縁なしの帽子・フリジア帽がモチーフ。公式グッズの販売店では、フリージュに関連したグッズが人気を集めている。日本の選手たちも動き始めている。フランス国内では、パリ五輪に出場するスケートボードストリートの選手たちが練習を公開。世界ランキング1位・14歳の吉沢恋選手や、男子のエース、五輪連覇がかかる堀米雄斗選手も。米国からフランスに入り、軽い調整で滑りの感覚を確かめ、本番に備えていた。堀米選手は「自分のベストの滑りをして、悔いの内容に滑ることができれば、結果はついてくると思う」と語った。今回、開会式の会場となるセーヌ川沿い。歩き回っていたのは、爆発物の探知犬。この日は、周辺の船や施設に危険物がないか調べていた。またフランス・パリは頻繁に交通渋滞が起きる都市として知られている。朝の通勤時間帯、パリの高速道路。選手や大会関係者などの車が、スムーズに移動するための専用レーンの運用が始まった。市などは、対策の一環として、レンタル自転車の利用を促している。大会に向けて、14の競技会場周辺に大規模な拠点を設け、計3000台を準備。