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「パルプ」 のテレビ露出情報

チコちゃんが「時間がたつと紙が黄ばむのはなぜ?」と聞いた。正解は木をすりつぶして作った紙だから。製紙メーカーの三井健一さんが詳しく教えてくれた。紙のもとになるのが丸太。北海道苫小牧市の水路を使い工場の中へ運ばれる。丸太を1mずつにカットし表面の皮をむく。機械ですりつぶす過程で短い糸のようなものになり水を加えて特殊な薬品で色を抜いたものが「パルプ」と呼ばれる紙の原料。装置の中にパルプを入れて水をためる。よくかき混ぜて底から水だけを抜くと紙の成分だけ残る。水分を吸い取る特別な紙を乗せて圧力をかけることでさらに水分を取り除く。最後に熱で乾燥させてさらに水分を飛ばすと紙が出来上がる。木に含まれるリグニンという成分が紙が黄ばむ原因。木の成分は25%がリグニン、50%がセルロース、25%がヘミセルロース。リグニンは太陽光や蛍光灯の光や酸素に触れると色が薄い茶色に変わる性質がありリグニンを含んだ紙は時間がたつと黄ばむ。化学薬品を使ってリグニンを取り除いて作られたのが「化学パルプ」で現在の主流となっている。化学パルプから作られる紙は上質紙と呼ばれ図鑑やノートなどに使われている。木をすりつぶしたものは「機械パルプ」と呼ばれる。用途に応じて機械パルプや化学パルプの配合率を変えている。機械パルプの紙は軽くて透けにくい、特有の手触り感というメリットがある。各出版社がざらざら感やめくりやすさにこだわってオリジナル配合をしている。コピー用紙で本が作られるとつるつるしてしっくりこない。紙はいかに主張せずに心地よい存在でいられるか日々研究されている。機械パルプの紙はボリューム感が出るので本に厚みがでるが重さは軽い。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年10月20日放送 19:57 - 20:42 NHK総合
チコちゃんに叱られる!(チコちゃんに叱られる!)
チコちゃんが「時間がたつと紙が黄ばむのはなぜ?」と聞いた。正解は木をすりつぶして作った紙だから。製紙メーカーの三井健一さんが詳しく教えてくれた。紙のもとになるのが丸太。北海道苫小牧市の水路を使い工場の中へ運ばれる。丸太を1mずつにカットし表面の皮をむく。機械ですりつぶす過程で短い糸のようなものになり水を加えて特殊な薬品で色を抜いたものが「パルプ」と呼ばれる紙[…続きを読む]

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