連日各地で目撃されるクマ。北海道ではヒグマが、本州ではツキノワグマが姿を現している。秋田県にかほ市で撮影されたのは、田んぼの中を走るクマ。秋田県では18件の目撃情報があり、そのうちの1つ由利本荘市では人がクマに襲われる被害があった。被害にあったのは、1人で田んぼの見回りをしていた48歳の男性で顔や右腕にけがをしたというが、自力で近くの店に駆け込み助けを求めた。その後男性は、ドクターヘリで搬送されたが、命に別条はないという。秋田県内でクマによる人への被害が確認されたの今年初めて。男性が襲われた田んぼは、小学校からわずか200メートルほどしか離れていない場所にある。先月1カ月間のクマの目撃情報は、去年の4倍以上にのぼっている。岩手大学農学部・山内貴義准教授は、「5月になると山菜とか食べるものが山のほうで増えてくるので、基本的にはみんな山の方にかえるはずなんですけど、一部の個体がいまだに里にかなり依存してしまっている。ただ今の春先に出てきてもまだ農作物は実ってもいないし栄養価のあるものがないので、徘徊してしまう」とコメントした。
