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「ヒジュラ」 のテレビ露出情報

インド南部の都市ベンガルールのカラフルなウォールアートはヒジュラの人々によって手掛けられた。このプロジェクトはトランスジェンダーの人々に対する差別や偏見をなくすために始められた。ヒジュラの人々を含む30人あまりの参加者によって制作された。「性の多様性」を象徴するカラフルな色使いが特徴。環境や人権などをテーマに壁や建物に作品を描く。多くのメディアに取り上げられたのをきっかけに、多様性や人権を重視する企業などから依頼が相次ぎ、これまでに450以上の作品を制作してきた。中心メンバーの1人であるシャンティ・ムニスワミーさんは21歳の時、自身がトランスジェンダーであることを両親に打ち明けたが、受け入れてもらえず、ヒジュラのコミュニティーに駆け込んだと語った。ヒジュラとしての歌や踊りで得られる収入はわずかであり、また仕事を探してもトランスジェンダーであることを理由に雇用してもらえないことも多く、物乞いなどで生計を立てきた。そんな中、8年前に始まったウォールアートプロジェクトと出会った。プロジェクトを立ち上げたプルニマ・スクマールさんは「トランスジェンダーの人たちは社会の隅に追いやられ、仕事も限られている。私たちの挑戦はその状況をアートで変えること。」と述べた。ムニスワミーさんは今、プロジェクトの収入で生活できるようになった。アーティストとして自分に自身が持てるようになったと感じているという。作品を作る時に特に意識しているのが、地域の人たちとのコミュニケーション。自分たちのことを知ってもらうことが、差別や偏見をなくす第一歩だと考えているという。ムニスワミーさんは「社会の中ではヒジュラに対して偏見を抱く人がまだ多数を占めている。偏見を打ち破り私たちはあなたと同じなのだと示したいのです」と語った。

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