2024年7月20日放送 4:15 - 5:00 NHK総合

国際報道
精神疾患のある人たちをどう支援するか

出演者
栗原望 油井秀樹 酒井美帆 
(オープニング)
アメリカ大統領選 戦いの構図に変化は?

最終日を迎えた共和党大会。銃撃事件後初めてとなる演説でトランプ氏は「米国の半分ではなく米国全体のための大統領になろうと立候補した。なぜなら米国の半分のために勝ったとしても勝利したことにならないからだ。共和党の大統領候補への氏名を誇りを持って受諾する」と述べた。一方のバイデン大統領は新型コロナに陽性。とうとう撤退を決断する可能性が伝えられた。

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ジョー・バイデンドナルド・ジョン・トランプ共和党
オープニング

オープニング映像が流れ、酒井美帆キャスターらが挨拶した。

ニュースラインナップ

「共和党大会 トランプ前大統領『団結』呼びかけ」などニュースラインナップ。

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ドナルド・ジョン・トランプ共和党
(米大統領選挙2024)
トランプ氏 指名受諾演説 銃撃事件 “あと数ミリで…”

指名受諾演説を行ったトランプ前大統領。自らが銃撃された事件に触れ、国民の団結を呼び掛けた。その一方演説の多くの時間を割いてバイデン政権を批判した。ステージに置かれた消防服、銃撃によって亡くなった元消防士の男性のもので「他人のために命を捧げることほど大きな愛はない。これこそ最も暗い時代に米国が鍛え上げた精神だ」と演説。1時間半以上に及んだ演説ではこれまでとは打って変わり国民の団結や分断の修復を抑制的なトーンで呼び掛ける。しかしバイデン政権の批判をし始めると過激な言葉使いが復活。

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ドナルド・ジョン・トランプナンシー・ペロシ共和党民主党
演説 受け止めは

共和党大会で演説を行ったトランプ氏。銃撃事件後は穏やかな表情も見せており、演説でも団結を呼びかけるとみられていたが、実際は移民政策などでバイデン政権を激しく批判。変わらない姿を見せるほうが支持が得られる、との思惑があった可能性。

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ウィスコンシン州(アメリカ)ドナルド・ジョン・トランプペンシルベニア州(アメリカ)共和党
バイデン大統領 民主党重鎮 “撤退決断の可能性も”

バイデン大統領には選挙戦から撤退圧力が強まっている。米国メディアは民主党の重鎮がバイデン氏が近く撤退を決断する可能性があるとの見方を示したと伝えた。新型コロナの検査で陽性となったバイデン大統領は地元の別荘で自主隔離を続けている。ワシントンポストは18日オバマ元大統領が周囲に対し「バイデン大統領が勝てる可能性は極めて低くなり選挙戦を続けるか本人は真剣に検討する必要がある」と話していたと報じた。更にペロシ元下院議長も「バイデン氏が近く撤退を決断する可能性がある」という見方を示したと伝えている。

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“外堀 埋まりつつある”

バイデン大統領が早ければ今週末にも大統領選から撤退する案が浮上。「バイデンでは勝てない」と民主党幹部が本人に伝えたとの報道も。バイデン自身は選挙戦を続ける構えだが、週末から週明けにかけて大きく動く可能性も。民主党の候補が正式に決まるのは来月。

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SPOT LIGHT INTERNATIONAL
インドネシア 精神疾患ある人に支援の手を

統合失調症など精神疾患のある人々を巡る問題について。WHOによると2019年の時点で精神疾患がある人は9億7000万人としている。こうした中国際人権団体は医療的ケアが十分でなく自宅で家族らが鎖をつけて拘束するなどのケースが世界の60の国と地域で確認されたとしている。このうちの1つインドネシアでは重い精神疾患がある人が約49万人と推定されている。

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外国人にも人気のリゾート、バリ島、観光地から離れると島の別の表情が見えてくる。男性は足を鎖でつながれ統合失調症を発症して以来歩き回り度々行方不明になるという。男性の母親は苦しい胸の内を明かした。精神疾患のある人を自宅で拘束する行為はバリ島だけでなくインドネシア各地で行われてきた。インドネシア政府は非人道的だとして1977年に拘束の禁止を通知。しかし精神疾患のある人の治療はいまだ不十分。インドネシア大学・アニサ講師は支援の手が届かない中で家族が追い込まれ、拘束が続いていると指摘。一方支援団体の働きかけで自宅の外で活動できるようになった人もいる。そのスリナディさんのケースを紹介、治療を続け仕事ができるまでに回復した。取材を行った記者によると偏見の根深さを私的、精神疾患を科学的に捉えず「呪い」「神からの罰」と信じている人も多いという。

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拘束なぜなくならない?

人としての尊厳を奪われている状態だ。障害のある人の尊厳を守れるかということは日本でも、世界でも道半ばとなっている。社会がどう変化できるかが問題だ。専門家が指摘するのは偏見だ。存在を隠す家族も少なくない。インドネシアの担当閣僚は、地域での取り組みを強化していくと話す。

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国際社会は

人権団体は、インドネシアの状況を独自に調査。国連に意見書を提出している。国連は、自由を奪う行為から開放し保護するよう各国に勧告している。インドネシア政府は新たな法律をつくり監禁の防止を強化。インドネシアでは偏見の根深さがある。社会で連携して取り組むことが必要となる。

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ジャカルタ(インドネシア)ヒューマン・ライツ・ウォッチ国際連合
WOW!The World
シュリンクフレーション 表示義務化

商品の値段を下げずに、量を減らす「シュリンクフレーション」。フランスのスーパーマーケットでは今月からその旨を商品の近くに表示することが義務付けられた。リオンのスーパーではこの表示があちこちに見られた。表示は販売開始から2ヶ月間、売り場面積400平方メートル以上の店が対象。

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カジノ閉鎖で2億5000万円放出

アメリカ・ラスベガスにある老舗カジノが閉店に伴っておよそ2億5000万円を賞金として放出。くじ引きが行われ1回の当選金額はおよそ190万円。ネバダ州の法律ではカジノを閉鎖する際には、受取人が現れなかった賞金を配布することが義務付けられている。

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(特集)
インドのトランスジェンダー “差別・偏見をアートで変える”

インド南部の都市ベンガルールのカラフルなウォールアートはヒジュラの人々によって手掛けられた。このプロジェクトはトランスジェンダーの人々に対する差別や偏見をなくすために始められた。ヒジュラの人々を含む30人あまりの参加者によって制作された。「性の多様性」を象徴するカラフルな色使いが特徴。環境や人権などをテーマに壁や建物に作品を描く。多くのメディアに取り上げられたのをきっかけに、多様性や人権を重視する企業などから依頼が相次ぎ、これまでに450以上の作品を制作してきた。中心メンバーの1人であるシャンティ・ムニスワミーさんは21歳の時、自身がトランスジェンダーであることを両親に打ち明けたが、受け入れてもらえず、ヒジュラのコミュニティーに駆け込んだと語った。ヒジュラとしての歌や踊りで得られる収入はわずかであり、また仕事を探してもトランスジェンダーであることを理由に雇用してもらえないことも多く、物乞いなどで生計を立てきた。そんな中、8年前に始まったウォールアートプロジェクトと出会った。プロジェクトを立ち上げたプルニマ・スクマールさんは「トランスジェンダーの人たちは社会の隅に追いやられ、仕事も限られている。私たちの挑戦はその状況をアートで変えること。」と述べた。ムニスワミーさんは今、プロジェクトの収入で生活できるようになった。アーティストとして自分に自身が持てるようになったと感じているという。作品を作る時に特に意識しているのが、地域の人たちとのコミュニケーション。自分たちのことを知ってもらうことが、差別や偏見をなくす第一歩だと考えているという。ムニスワミーさんは「社会の中ではヒジュラに対して偏見を抱く人がまだ多数を占めている。偏見を打ち破り私たちはあなたと同じなのだと示したいのです」と語った。

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INTERNATIONAL NEWS REPORT
中国「三中全会」 “新たな目標” 前閣僚の“はく奪・解任”も

中国できのう、共産党の重要会議「三中全会」が閉会し、2029年までに改革の任務を完成させるという新たな目標が記された。一方で、去年国防省を解任された李尚福氏の党籍剥奪や、外相を解任された秦剛氏の中央委員解任を決定した。

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三中全会中国共産党李尚福秦剛
(エンディング)
来週月曜日は

月曜日の国際報道の予告。

エンディング

出演者がエンディングの挨拶を行った。

(番組宣伝)
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