パックンの眼。今日はSDGsの「安全な水とトイレを世界中に」を目標にちなみ「実際どうなの?アメリカの水道水」というテーマを準備した。安全飲料水法がアメリカにあり、各地方で厳しいチェックを通ったものしか蛇口から飲めない。しかし水道インフラの老朽化が問題で、全国で水道管破裂事件は年間20万件ある。また2016年ミシガン州フリント市で水道の鉛汚染の事故があった。この時オバマ元大統領は非常事態宣言を出した。これは人的ミスでヒューストン湖を水源とするデトロイト市から水道供給を受けていたが、財政難で近くの川から水道を取った。しかしフリント川は塩素が強く、水道管が腐食し、鉛が汚染した。バイデン政権は550億ドルを確保したが、収税と消費ばかりの民主党と批判されたが、通した。しかし専門家によると、4,800億ドル近く必要と試算している。パックンは「国民が意識しないから。水道管のことは全く考えない。そうすると政治家も動かない。動くためには皆の大嫌いな納税が必要になるから。納税だと国民が反対するので、みんなやらない」と話し、ほかにもインフラの問題が山積みで、旅客鉄道や橋、変電所を挙げた。きょうのパックンの視点は「飲水のみならず!」。