韓国の自動車メーカー、ヒョンデが新たに協業すると発表した相手は、世界的なホテルブランド、ヒルトングループでリゾートのタイムシェアサービスなどを展開するヒルトン グランド バケーションズ。リゾート滞在中にヒョンデのEVに乗ってもらうことで、新規の購入につなげようという戦略。ことしの夏から、サービスを始める予定。そのために選んだ場所は、日本人にも大人気の観光地・常夏のハワイ。2009年に一度、日本市場から撤退し、おととし再参入したヒョンデ。世界では、エンジン車やハイブリッド車も販売しているが、日本で販売するのはEVのみ。ヒョンデの今年5月までの日本国内での登録台数は、わずか313台にとどまっている(日本自動車輸入組合調べ)。日本市場でEVでの存在感を高めることが世界での競争力につながるという。