ビスマスで儲かってるという大阪・堺市にある石川金属へ。ビスマス入り・なしのスプーンを温度90度のお湯の中に入れると大きな違いが分かるという。ビスマスなしは特に変化なし。ビスマス入りは溶けた。ビスマスは金属の溶ける温度を下げる働きがある。鉄・銅といった金属は熱に強い。溶ける温度が低いスズでも約231度以上熱さないと溶けない。ところがビスマスを混ぜると溶ける温度が下がる。この特徴を生かして石川金属が創業以来90年近く作り続けているのがはんだ。石川金属ははんだ付けのはんだメーカー。はんだ作りで大事なのははんだ付けの熱で電子部品を壊さないよう溶ける温度をなるべく低くすること。1度でも温度が高いと壊れる電子部品も。中でも石川金属のビスマス入りのはんだは特に品質が良いということで某リンゴマークの御用達に。社長いわくスマホの電子部品はとっても熱に弱いので低い温度で溶けるビスマスが欠かせない。石川金属の年間売上げは17億円とのこと。