自由が丘にある「試食屋」は、30社以上の企業が導入していて100商品以上を展開している。気に入ったものがあれば、お店で購入が可能。多い日には1日100人以上が来店するという。最初に出店した企業は、お店が展示会やイベントに参加してサービスを案内して募集したという。売上NO.1は石川県「もやし屋のまかないダレ」。味の想像がしにくい商品が売れ筋だという。大分県の「必然のニラ醤油」販売元の社長は、「ニラはみんな知ってるけど食べないと伝わらない」などと述べた。販売元はラーメンチェーンを展開していて、以前はニラの茎を廃棄していたという。新しい社員が入ってきて「捨てたらもったいない」と言われて、日持ちするのであればと甘口の醤油につけてみたら意外とおいしいと発見し、2年ほど前に販売開始し、試食効果で予想を超える勢いで売上が伸びているという。商品の売上は、販売元に100％還元する仕組み。試食屋は、元々営業のコンサルティング中心の会社のため、月額で企業から費用をもらってお客様へのPRや試食提供、データのフィードバックを行っているという。率直な意見が、商品の開発や改良に役立つという。焼き芋のプリンの販売元の料理長に試食屋からのフィードバックを見せてもらうと、嬉しい意見がある一方、店の個性を否定するような意見もあった。