201cmのピーター・クラウチはプレミアリーグでゴールを量産してきた。クラウチは子どもの頃からサッカーが大好きだった。しかしノッポでヒョロヒョロだったので見た目でよくからかわれていた。いじけていたら回りの空気が悪くなると、ひょうきんでいようとおどけていた。2000年、19歳の時に2部リーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズに入団。しかしクラウチにまっていたのは「化け物はサーカスにかえれ」などといった痛烈な洗礼だった。クラウチは萎縮してしまい成績を残せなかった。クラウチの才能にいち早く気づいていたのがハリー監督だった。ハリーは自信をつけさせるためプロで生きていくためのメンタルを指導。さらに試合で使い続けた。その結果、クラウチの才能が開花した。2005年、名門、リバプールに入団。移籍金は14億円。しかしサポータの中にはヘディングだけのスタイルに疑問を抱くものもいた。デビュー戦は無得点。9試合でても得点は決められず。獲得は失敗だったと周囲は大騒ぎした。15試合目、クラウチは監督の命令を無視しエースからボールを奪い、PKのキッカーを買ってでた。しかしPKを外し罵声を浴びた。