アメリカのソフトウエア大手アドビは、業界初となる文章や画像から動画を生成し安全に商業利用することができるAIサービス「ファイアフライ」を発表した。生成できる動画の長さは5秒。直接、テキストを入力して動画を生成することもできる。アドビのシャンタヌ・ナラヤン会長兼CEOは今後、AIを仕事で活用できなければ取り残される恐れもあるという。マーケティングマネージャー・轟啓介氏は「学習データの著作許諾を取っている」、骨董通り法律事務所・出井甫弁護士は「著作権侵害になる要件は2つ。1つが類似性、もう1つが依拠性」とコメント。今回ファイアフライはあくまで著作権をクリアしたものから学習しているため著作権侵害が起きる可能性は相当低いという。また、シャンタヌ・ナラヤン会長兼CEOが番組のインタビューに応じて、「ファイアフライ」がフェイクニュースに利用される懸念や、AIの利便性と情報の信頼性の両立などについて語った。