体験型施設が増えてきている。伊藤園は今年5月に東京・新橋に施設ができ入場料無料で300円でペットボトルのオリジナルラベルが作れる。小田急電鉄が運営するロマンスカーミュージアムでは歴代の車輌を再活用している。 運転シミュレーターや鉄道ジオラマなどがある。東京・新橋の伊藤園「お〜いお茶ミュージアム」では様々なお茶スイーツを味わえたりプロが教えるおいしいお茶の淹れ方、オリジナルペットボトル作りなどができる。第一生命経済研究所・首席エコノミスト・永濱利廣は「体験型ミュージアムというのは企業の顔となるPRをする施設。ミュージアムで採算をとるよりミュージアムを通じてお気に入りの会社になってもらうのを狙っているのでは」などと話した。
埼玉県深谷市にある今話題の体験型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」では広大な畑で収穫体験などができる。赤オクラは生で食べるのがおすすめ。赤オクラは茹でると緑色になってしまう。カラフルで珍しい野菜を取り揃え見て楽しめるようにしている。野菜は年間60種類以上栽培している。この農園は大手食品メーカー・キユーピーが作った体験施設。元々お惣菜工場で働いていた松村さんが企画し社内ビジネスコンテストで優勝した。今年のキユーピーの入社式は農園で行われ、新入社員にゴマの苗を植えてもらったとのこと。畑の管理は地元・深谷市の農家と提携している。栽培した野菜を販売するマルシェも併設されており深谷市の取り立て野菜も並ぶ。畑の隣にはレストランもあり旬の野菜を最も美味しく味わえる料理を専属シェフが提供している。ランチには食べ放題のサラダバーがついていて様々な野菜料理が並んでいる。休日は自家製マヨネーズ作り体験ができる。