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「フォルム広場」 のテレビ露出情報

アルルの街の中心部にあるフォルム広場の南側には夜のカフェテラスの題材にあったカフェが今も営業を続けている。1888年の9月の夜に、ゴッホはこのカフェを描き始めた。その表現には特徴があり、ゴッホの筆使いはとても計算されていて、ウジェーヌ・ドラクロワという画家に影響されている。ドラクロワは印象派以前に、色彩を理論的に分析し応用した画家だった。ルーヴル美術館のアポロンの天井画や、大蛇ピトンを倒すアポロンでは背景の黄色い光と青紫色の組み合わせに補色の理論を応用している。赤青黄はそれぞれ隣同士で混ぜわせた時に向かい側になるのが補色。赤と青緑、青とオレンジ、黄色と青紫と補色は互いの色の鮮やかさを強調する効果がある。夜のカフェテラスでも、手前のカフェと奥の街や夜空は補色の関係に。その効果で、この絵は一瞬で目を引く華やかさをそなえている。

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