フジテレビの会見は今も続いている。問題発覚後、テレビカメラを入れての初めてのフジテレビ会見となり紛糾する場面もあった。中居さんの女性トラブルにフジ社員が関与していたと報道されたが、港浩一社長は本件は人権侵害が行われた可能性のある事案だと話した。何が起きたのかはプライバシー理由に明言を避け続けた。中居氏と女性にトラブルが起きたのは2023年6月でその2か月前には松本人志さんと「まつもtoなかい」の番組がスタートしていた。トラブルを把握してても番組を継続した理由については開始から唐突に終了することで憶測を呼ぶことを憂慮し、当初番組を中止するような大きな動きを作ることを控えたいという考えがあったとのこと。去年1月に松本人志氏が芸能活動を休止することを発表したことで降板し「だれかtoなかい」にリニューアル。今月に番組休止が発表されるまで中居さんを起用し続けていた。去年11月に中居氏に「だれかtoなかい」の終了を告知したという。また関与を報じられた社員についてはスマートフォンのショートメッセージやLINE等の履歴も提出したという。その社員Aの関与をうががわせる内容を確認できなかったとのこと。おととし6月に起きたトラブルをいつ知ったのかについて問われると、週刊誌報道の12月下旬だという。フジ社員からも厳しい声が上がった会見だが一連の問題を受けフジテレビは嘉納修治会長と港浩一社長が今日付けで辞任すると発表。新たな社長にはドラゴンボールやちびまる子ちゃんなどのアニメを手掛けてきたフジ・メディアHDの清水賢治専務取締役が就任するという。また会見中、頻繁に質問が飛んだのは日枝久相談役について。フジテレビ労働組合は2度意見書を提出し日枝氏に会見出席を求めたが、会見には姿を見せなかった。企業風土の礎を作ったと影響を認めたが日枝氏には相談をしていないという。