フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスは、長年にわたってグループの経営を率いた日枝久取締相談役が両社の取締相談役を退任することを決めた。日枝氏は87歳で、フジテレビの社長や会長を歴任し、2017年に代表権がない取締役相談役となってからもグループの実力者として経営に影響力を及ぼしてきた。中居正広氏と女性とのトラブルをめぐる問題を受け、大株主の投資ファンドや取引先、会社の幹部からも経営体制を刷新すべきという声が上がっていて、日枝久氏が進退を含めてどのような対応をとるのかが焦点となっていた。