2007年9月3日、ジェット機で初、無給油世界一周を成功させたスティーブ・フォセットはフライングM牧場から、プライベートで空の散歩に出かけた。しかし3時間後、航空管制室にフォセットが帰ってこないと緊急連絡があった。しかし行方不明になったのはフォセットだけではなかった。この一帯で信じられない数の墜落事故が起きていた。数週間後、シエラ・ネバタ山脈で飛行機の残骸を発見。しかしそれはフォセットの飛行機ではなく別の小型機だった。さらにシエラ・ネバタ山脈では様々な飛行機の残骸が8機も見つかった。しらべたところ、8機は短期間に行方不明になったものではなかったので、大掛かりな捜査や調査はされていなかった。今回、フォセットの捜索と同時にシエラ・ネバタ山脈周辺で起きた過去の事故も調査した。すると、ラスベガス、リノ、フレズノを結ぶ三角形のエリア内で60年間で2000機近くの飛行機が行方不明になっていたことが判明した。2008年10月、フォセットのプロペラ機がようやく見つかった。見つからなかった理由は、機体がバラバラでくさきなどが邪魔し空から見ることができなかったという。近くでフォセットの遺体も見つかった。調査チームはフォセットの墜落現場のすぐ近くである大きな事故の記録を発見した。1969年2月18日、ホーソーン・ネバダ航空708便が墜落。708便を捜索していた軍のジェット機も墜落。このとき捜索にあたった飛行機だけで5機も墜落してしまった。調査チームはプロペラ機事故で1人だけ奇跡的に助かったローレン・エルダーの証言を見つけた。機体が突然急降下を始めものすごいスピードで山の中腹に向かって突っ込んいったという。