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「フランチェスコ・スフォルツァ」 のテレビ露出情報

ヴェルディが長く過ごしたのはイタリア北部のエミリア・ロマーニャ州。生ハムやパルメザンチーズで有名なパルマ県を抱え農業や酪農が盛んな移植の地。この都市の名物として愛されてきたスポンガータ。イタリア北部の食文化に詳しいイタロ・ピッツァーティさん。「スポンガータは元々山間部の質素な材料で作られていた。そこにスパイスやドライフルーツなどが加わって今のような豊かなお菓子になっていった」と話す。エミリア・ロマーニャ州の北を流れるポー川流域で伝えられ広がったスポンガータ。元々素朴だった材料に様々な特産物が取り入れられ味わいが豊かに膨らんでいった。スポンガータが初めて記録に登場するのは15世紀。北イタリアを統治していたフランチェスコ・スフォルツァに送られたという記録が残っている。15~16世紀にミラノを支配していたスフォルツァ家。多くの芸術家のパトロンとなり「最後の晩餐」をダ・ヴィンチに依頼したことでも知られている。長い間大切に伝えられてきたスポンガータ。人々は今も折りに触れ送りあい楽しんでいる。音楽家・ヴェルディもスポンガータを愛した1人。音楽評論家・加藤浩子さんは「いわゆる芸術家的作曲家とは違う。版権を主張した。版権が確立し再演料も入るとあまりたくさん書かなくて良くなる」と話す。時間をかけて良いものを生み出すことを大切にしていたヴェルディ。食べ物の好みにも堅実さが窺える。オリーブオイルはトスカーナのもの、生ハムは地元の名物。地元のお米やチーズを使ったリゾットも自らこしらえたりしていたという。スポンガータは地元で取れた馴染みの食材で手間ひまかけて生み出されたスイーツ。慣れしたんだ地元の味でじっくり仕上げた確かな味が何よりのごちそうだった。

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