15日8時から聖火はパリを縦横無尽に駆け巡った。2日目となるフランス・パリでの聖火リレーではバドミントンの競技会場やロランギャルスのコート、フランステレビジョン本社などを343人の走者が聖火をつないで走った。15日、聖火は柔道で2度金メダルを獲得した選手が手にした。聖火は大興奮のパリ市民に迎えられ、モンマルトルの丘から俳優のクロディアさんに運ばれて降りてきて、ムーランルージュ前ではフレンチカンカンに、トロカデロ広場では晴れ渡った青空に迎えられた。ユダヤ人犠牲者慰霊碑前では強制収容所を生き延び、後にアスリートとなった94歳の男性が聖火を手にした。革命記念日の翌日、聖火は無名戦士の墓に敬意を表したあと、シャンゼリゼ通りを歌手のアミールさんに運ばれていった。俳優のジャメルさんは「信じられない、素晴らしい瞬間だ」と話す。続いて聖火はメトロに乗った。開会式を11日後に控え、聖火は大会を中継するフランステレビジョン本社にも訪れた。