アジア出身の女性として初めて日本時間の昨夜、ノーベル文学賞に選ばれた韓国の作家、ハンガン氏は1970年、クワンジュ生まれ。力強く詩的な散文体の文章は多くの作品が日本語に翻訳され日本でも人気の高い作家。韓国人のノーベル賞受賞はキムデジュン元大統領の平和賞に続いて2人目。選考委員会は歴史的なトラウマと向き合い人間のもろさを表現する力強い詩的な散文だと理由を挙げた。世界のメディアや出版社も受賞を大きく伝えた。AP通信は「次第に大きくなる韓国文化の影響力を反映している」と伝えロイターは「父親も小説家だった」と文学的背景を紹介した。ハンガンさんが世界に知られるきっかけとなった英国のブッカー国際賞の事務局は「すばらしいニュースだ」と歓迎し翻訳を出した英国の出版社は「誰にもまねできないすばらしい作家だ」と祝福した。