TVでた蔵トップ>> キーワード

「ブラカレスト市(ルーマニア)」 のテレビ露出情報

やり直しで行われたルーマニア大統領選挙。無名のジョルジェスク氏がSNSを活用して知名度をあげ一気に首位に立った。しかし、選挙広告と銘打たずに動画を拡散し公正な選挙をゆがめたとしてSNSの活用方法などが問題視され憲法裁判所が選挙を無効化としやり直しになった。ジョルジェスク氏はやり直しの選挙では立候補が認められなかった。そして、今月4日に行われた選挙の1回目でトップに立ったのがジョルジェスク氏に立場が近いことでも知られるシミオン氏だった。SNSをきっかけに揺れるルーマニアの選挙を取材。
極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン党首。自国の主権と国民の利益を重視すると訴えている。手本としているのはトランプ大統領の自国第一主義。巧みに利用しているのがSNS。SNSでの露出は他の候補者を圧倒し、TikTokのフォロワーは150万近く。主要政党やメディア批判を繰り返してきた。シミオン氏がアピールしているのは今回の選挙で立候補が認められなかったジョルジェスク氏との関係の近さ。やり直しの選挙の1回目の投票では2人揃って投票所へ現れた。当選すれば首相に起用したい考えを示している。シミオン氏が支持を集める背景の一つがルーマニアで広がる政治不信。ルーマニアは経済が低迷しインフレ率は5%台。その一方で主要政党の金銭スキャンダルが相次いでいる。そこに去年現れたのがジョルジェスク氏。主にTikTokを通じて政治改革の必要性などを訴える動画を拡散し、政治不信を募らせる人々の受け皿となった。ジョルジェスク氏を支持した人の間では去年の選挙が無効になったことに不満や憤りが広がっている。そこでジョルジェスク氏に近いシミオン氏への支持につながっている。SNSでの情報拡散を監視する専門家はシミオン氏の勢いはSNS上でも明らかだと指摘。シミオン氏は今年1月から今月までのフォロワー約30万増加し、他の候補に差をつけている。これまでのところ不正は確認できず、ルーマニアに渦巻く有権者の不満の表れだとみている。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.