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「ブランカ」 のテレビ露出情報

マンガ家の谷口ジローさんは孤独のグルメなどを幅広いジャンルの作品を発表してきた。線の一本一本を大切にし絵に物語を語らせるのが谷口漫画の特徴。谷口さんが人物を描き始めアシスタントが背景を手掛けるまでに一コマに一週間以上かかることも。昭和22年に鳥取市で生まれた谷口さんは3人兄弟の末っ子だった。子どもの頃は体が弱く漫画を読み絵を描いていたという。実家には当時描いていた漫画が残されていた。高校を卒業し、京都の織物会社に就職した。しかし仕事がおもしろくないと知人を頼って上京をした。マンガ家のアシスタントに採用され自分の実力不足を痛感した。アシスタント生活を経て漫画雑誌に投稿した作品が入選したがその後は何もなかったという。その後はなかなか評価される作品を描けなかったというが編集者からある原作者と組むように言われた。それが作家の関川夏央さん。出来上がったのは犬が国会を襲うという漫画。関川さんの物語と谷口さんの絵が相乗効果を呼び迫力あふれる作品に。昭和54年には事件屋稼業は人気になり映像化もされた。連載を複数かかえ一月に120ページ以上描く売れっ子になったが、30代半ばで肝臓が悪くなっていたことがわかり医師から仕事を減らすように言われた。谷口さんは、仕事を減らした分一つ一つの作品にじっくり取り組もうと決意した。
今までにないテーマをと、谷口さんは次々に挑戦していった。昭和62年には坊っちゃんの時代の連載を開始。文豪たちの群像を介し明治という時代を描き高く評価された。作品のアイディアを練るために散歩をし建物などを観察していると言うがその中で生まれた「歩く人」は谷口さんの代表作。この作品をきっかけに海外でも評価されるように。最後の作品となったいざなうものは亡くなる直前まで描いていたという。

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