4日埼玉で開かれた自治会に関する講演会。参加者らが口揃えて話すのが、自治会役員の高齢化と担い手不足。富士見市町会長連合会・山本会長は「うちの町会ですと一番年取っている人が82歳。若い人っていっても67、68歳かな。」と話す。住みよい地域社会の維持や防災などさまざまな役割を担う自治会が存続の危機に。そんな自治会に変化が起きているマンションがある。約11年前に誕生した「BrilliaCity横浜磯子」。13棟に1230世帯、約3300人が暮らしている。自治会の役員会議を見ると、会議に若者たちの姿があった。この自治会役員25人のうち10、20代が6人。若手役員の一人・鈴木梨里子さんは高校1年生。ボランティア参加したのが小学5年生、中学2年生の時に役員に立候補。今では、自治会イベントの中心人物。毎月の役員会議に出席するだけでなく、イベントで司会を務めるなど大活躍。なぜ若い世代が集まっているのか。そこには、自治会長の存在があった。自治会・田形会長が自治会役員となった2017年当時、役員の大半がシニア世代。そこで、コミュニティーマネジメントを学び、ある仕組みを試みたという。ボランティア活動だけでなく、喜びが得られれば愛着がわくと考えた。田形会長は「お金じゃない。自分の町に貢献できた心地よさ、達成感。」と話した。田形会長はこの喜びを見える化した。喜びは若い世代に拡大し、年々参加者が増加したという。そして、賛同する仲間が増え、6人の若手役員が活躍しているという。防犯パトロールやバーベキュー大会、花火大会などで子供のボランティアが増えたという。この日は若手役員だけで、企画した初めてのイベントが行われた。初のイベントは「親子でパンケーキ作り」。自治会で楽しい思い出を作ってほしいと企画したという。そのために様々な工夫も。とくにこだわったのがレシピで、料理工程の写真をのせた。しかし、ホットプレートの電源が落ちる緊急事態。原因は大量にホットプレートを使用したため、ブレーカーが落ちてしまった。コンセントをさす場所を分散させ問題を解決し、無事パンケーキイベントを終えた。
住所: 神奈川県横浜市磯子区
URL: https://www.brillia-isogo.com/
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