FRBパウエル議長は来年5月までが任期となっていて利下げの方針をめぐり対立するトランプ大統領が後任人事を近く明らかにする考えを示している。後任人事について15日ベッセント財務長官はブルームバーグテレビのインタビューで”正式なプロセスはすでに始まっている”と後任人事に着手していることを明らかにした。パウエル議長はFRB理事としての任期が2028年1月までで市場関係者の間では議長退任後も理事にとどまるのではとの観測が一部で出ているがベッセント財務長官は「市場に大きな混乱を招くことになるだろう」と任期終了で理事からも退くべきだとの考えを示唆した。後任人事をめぐりトランプ大統領はベッセント財務長官は候補者かと記者団に問われ選択肢の1つだと述べた。その一方で仕事ぶりに満足しているので有力な選択肢にはならないとした。