対話による政治的分断の改善を目指す団体「ブレーバー・エンゼルス」の討論会の様子を紹介。討論会では参加者が支持政党ごとに色分けされ、共和党支持者は赤、民主党支持者は青、無党派の人は黄色となっている。前回2020年の大統領選はバイデン氏が勝利したが、敗北したトランプ氏は「選挙が盗まれた」として結果を認めようとはしなかった。その後2021年1月には議会襲撃事件が発生。ブレーバー・エンゼルスでは共和党と民主党の支持者が協力して「選挙に対する信頼を回復すること」が重要とされた。ブレーバー・エンゼルスのティミスさんは「リベラル派100人、保守派100人が参加した。その結果727の合意点が見つかり、それらは23の解決策にまとめられた」と話した。解決策の中には「投票用紙が政府職員の管理下になる前に、州全体で保管手続きを実施する」など、選挙システムの信頼を取り戻すための具体策が出された。
ブレーバー・エンゼルスが今回の大統領選で大きな議題としているのが移民問題。2021年にバイデン政権が発足して以降、移民に寛容な政策を行ったことなどから不法移民の数が急増。当時移民対策を担当していたハリス副大統領は批判の的となっている。大統領選を左右するとも指摘される移民問題。ハリス氏は自身への風当たりが強いこの難題にどう対応していくのか注目されている。