松屋が9月から開始した完全フルオーダーで合成ダイヤのジュエリーが作れるサービス。今回特別にオーダーしたのは5ctの指輪。天然ダイヤの場合3000万円を超すというが、18金で作って税別157万円。天然の1/20の価格となった。合成ダイヤのもととなる種を世界で初めて量産化したという会社が大阪にある。使うのはマイクロ波プラズマCVD。使うのはダイヤモンドの板状の結晶。装置内のガスにマイクロ波をあてると、ガスの中の炭素が板状のダイヤモンドに付着して成長。必要な大きさにカットすると合成ダイヤの基となる種結晶ができる。7mm×7mmからできるのは1ctのラウンドブリリアントカット。厚さ0.3mmの種結晶を厚さ約4mmまで成長させて原石を作り、その後研磨などを経てダイヤモンドになる。この会社では面積の大きい種結晶を作ることもでき、面積が広いデザインや10ctも実現可能に。特徴ある大きさやカットで世界や大企業と勝負できる製品づくりを目指している。買取大吉では、2年前から合成ダイヤの査定が増加。今では1日にジュエリーを持ち込む客の内3割が合成ダイヤも一緒に持ち込んでいる。プロの目でも天然化合成をひと目で判断するのは困難なため、ダイヤモンドテスターを使用。天然ダイヤは電気を通さずに熱伝導しやすいという。ブラックライトやルーペでの査定を重ね、それでも判定が難しい場合は、本社に送られ別の機械で再検査。装飾品としてだけではなく、ダイヤモンド半導体の研究開発でも輝きを放っている。この会社では、ダイヤの特製を最大限活用し半導体の回路などを形成するための基盤を販売。様々な基盤を使って将来は電気自動車や宇宙産業での応用を見据えている。福島第一原発の廃炉作業など放射線下での活用に期待されている。過酷な環境下でもダイヤモンドは耐えうる可能性を秘めているという。
