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「プロビーダ」 のテレビ露出情報

クリスピー・クリーム・ドーナツ復活の立役者・若月貴子。新卒で入社したのは西友だった。ファミリーマートや無印良品も元は西友の事業として誕生。バブル崩壊後、業績は低迷。そんな中会社の再建に向け奮闘していた一人が若月だった。若月は入社3年目には海外事業の精算や子会社の売却といった業務を担当。慣れない仕事のストレスからか会社で吐血し十二指腸潰瘍と診断され1カ月の入院を余儀なくされた。入社12年目の2003年、マネージャーに昇進。相手の気持ちを汲み取りプライドをなげうって交渉にあたる先輩の言葉で若月は仕事に対する姿勢を改めることになったという。2005年西友はウォルマートの傘下となる。若月はアメリカ・ウォルマート本社での研修に抜擢。本人の中でこの頃からガラスの天井が見えたという。ガラスの天井は組織内で性別や人種などを理由に昇進を阻まれること。
若月は働きながら1年の間転職を迷い続けた。転職への後押しになったのはキャリアの棚卸し。2007年、西友を退社し企業コンサルタントに転職。数々の企業再生に力を注いだ。2012年、クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンに入社。経営企画や人事などを担当する管理本部長となりプレイングマネージャーとして9人の部下を率いることに。転職2日後、ある店舗を視察した時に整理整頓できていないバックヤードを見て若月は愕然とする。転職して早々に最大の岐路を迎える。若月はクリスピーを長期的に改善していくことを決断をする。まず若月が着手したのは統一した評価と正当な昇進ができる人事制度を作ること。生え抜きの幹部候補生を一から育てるため若手社員向けの研修を開催。
2017年、若月は代表取締役社長に就任。去年、クリスピーでは画期的といえる商品を開発した。「Kome-Dough 黒蜜きなこ」は米粉入りのドーナツ。これまでアメリカ本社から送られてくるドーナツ生地しか使えなかったがアメリカ以外の国で生地を一から作ったのは創業以来初。若月は現在、社長とマーケティングの部長を兼任している。

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