東京・有明で行われたコーヒーの国際展示会。その中に中国・雲南コーヒーの宣伝にやって来たカウボーイがいた。スタッフは中国・プーアル市を訪ねた。プーアル市では最近、お茶農家よりコーヒー農家が多いという。街には世界的コーヒーチェーンの大規模な流通拠点も設置されていた。雲南コーヒーの市場規模は年間12万トンで880億円。2012年からコーヒーの都と言われている。
スタッフは劉明輝さんのもとを訪れた。劉明輝さんのコーヒー農園の広さは契約農家までを含めると東京・港区とほぼ同じ広さだという。ここを愛馬で駆け抜けているのでコーヒーカウボーイと呼ばれるようになった。年間1万トンの豆を生産している。劉さんは1964年生まれ、庭には父が植えたコーヒーの木がありおやつ代わりに実を食べていた。大学の医学部の受験で失敗。滑り止めで農業大学のコーヒー加工学科に受かった。コーヒーの魅力に取り憑かれ理想の豆を求め栽培を始めた。品質の向上に勤めること25年。スターバックスのCEOが劉さんのコーヒーを飲み、プライベートジェットで飛んできたという。劉さんは契約を結び、無料でお茶農家にコーヒー栽培を教えた。2025年日本のコーヒー市場への参入を計画している。