映画「花嫁はどこへ?」は、アカデミー賞の国際長編映画賞のインド代表に選ばれている。ひょんなことから取り違えられた2人の花嫁の思いがけない人生の行方を描くヒューマンドラマ。舞台は、2001年のインドのとある村。主人公のひとり・プールは、しきたりに従い、自宅で結婚式を挙げた。花婿に連れられ、列車に乗り、彼の家に向かった。列車は満員で、2人の他にも新婚カップルが何組か乗り合わせていた。目的地に着き、慌てて列車を降り、2人は親族の待つ家に向かった。ベールを取ると、彼女は全くの別人だった。彼女はジャヤと言い、偶然プールと同じ赤いベールを被っていたため、花婿の勘違いで連れてこられてしまった。ジャヤは、素性を隠そうと名前を偽り、本物の花嫁が見つかるまで村にとどまることになった。置き去りにしたプールは、遠く離れた先の駅で、夫の家の住所などもわからず途方に暮れていた。屋台の主人に助けられ、プールは、屋台を手伝いながら夫を待ち続けることにした。