バルカン半島での暮らしはなかなか大変。アルバニアは1970年代後半から10年以上、鎖国政策を取っていたため経済が停滞。インフラなどの整備が遅れている。村の運び屋・ルアン。村は谷の奥底にあり、車もルアンしか持っていないので、みんなからいろいろ頼まれてボランティアで町まで買い物に買い物に行っている。すると突然、ブレーキが利かなくなってしまった。
アルバニア北部にあるニッチ谷にある村。人口は200人ほど。ここで薬草を育てているルル。ルルはセージを売って生活しているが町まで運ぶのが一苦労。ルルは運び屋のトラックを呼んだ。運び屋はピーターと息子・クリスチャン。この辺りでは運搬業はこの2人しかいないので運べるものは何でも運ぶ。病人も運ぶという。今回、2人がう買うのは75km離れたシュコドラという町。そこまえは危険な山道が延々と続いている。この日はトラックの後部座席に何人もの村人が乗っていた。難しい道は息子のピーターに代わり運転の練習をさせている。しかしピーターは無免許だった。3時間後、無事、シュコドラにたどり着いた。
ボスニア・ヘルツェゴビナでは、この年、天候不順で家畜の餌となる干し草が不作。酪農を営むベルボーはいとこのラドミールを訪ね干し草を分けてもらっていた。しかしこれを車で持ち帰るのは一苦労。途中、ひどいぬかるみにハマってしまった。ベルボーはウインチを使い脱出しようとしたがウインチが壊れてしまった。