ことし3月、タイに移住した野村学さん。この日はあるものの売り込みのため営業先へ。野村さんは数々の証券会社の役員を務めてきたが、その地位を捨てタイへ。タイで600年の歴史がある陶磁器「ベンジャロン焼き」の販売を行っている。妻や娘たちを日本に残しての単身赴任。45年前、両親はベンジャロン焼きを世界に広めようとタイで店を開いた。今までの経験を活かしまず始めたのがSNSを活用してPR。そして、発信力のある若い世代に向けた絵付け体験。石川県の伝統工芸「九谷焼」とのコラボ「ベンジャロンワイングラス」を開発。野村さんふがタイに来て半年で店の売上は2倍に。一方で深刻な問題なのが絵付師の高齢化による後継者問題。そこで、貧しい地域の子どもたちにベンジャロン焼きの新しい模様を募るプロジェクト始め賛同者も集まった。チャリティーと同時に将来の絵付師を探し出す狙い。