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「ベージャ空港」 のテレビ露出情報

2018年11月11日、ポルトガル・リスボン近郊の空港からカザフスタンの旅客機が離陸。機長はアウシェフ、副操縦士はカラショラコフとセルゲイ。エア・アスタナ1388便はポルトガルで定期点検と整備を終え、ベラルーシを経由し、カザフスタンへ帰国する約10時間のフライトの予定だった。機内には3人の技術者が搭乗。この日、視界は不良で乱気流も発生していた。フライト中、機体が制御できなくなり、操縦桿の故障と考えて、自動操縦に切り替えた。しかし、自動操縦には切り替わらず、機体は左に傾き始めた。
徐々に1388便の高度が下がっていった。今回の定期点検でフライトコントロールシステムが交換されていた。フライトコントロールシステムは飛行に必要な装置を制御するコンピューター。離陸直後の激しい揺れや機体が制御できない原因が、フライトコントロールシステムにある可能性があった。この時、1388便は市街地の上空を飛行していた。機長らは不時着水を決断。不時着水とは、緊急時に川や海などに降りること。過去、2009年1月15日に旅客機がハドソン川に不時着水し、全員が生還した例があった。また、機長らはフラップを試すことで、機体を上昇させることに成功。しかし、上昇した機体が突然、急降下。エンジンのパワーを上げることで、墜落は免れた。
1388便は思う方向に進まず迷走していた。管制官はポルトガル空軍に出動を要請。F16が発進。また、異常事態の原因が補助翼のケーブル交換だと判明。逆方向に動かせば機体を制御できる。F16が1388便と合流し、ベージャ空港への着陸を提案。ベージャ空港であれば天候も良く、滑走路の長さも十分ある。機長らは逆の動きをする補助翼に対応しながらベージャ空港に向かい、着陸を試みるも失敗。アウシェフ機長は、体力・精神力が限界の自分たちより無事に着陸できる可能性が高いと判断して、交代要員の副操縦士のセルゲイに操縦よ委ねることにし、再度着陸を試みた。

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