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「ペンジケント(タジキスタン)」 のテレビ露出情報

ザラフシャン川に沿ってタジキスタン西部へ向かう。標高約1000mのペンジケントもソグド人の都市の一つだった。現在の市街地を見下ろす高台にあるのは世界遺産「古代ペンジケントの街」。約1500年前に築かれ約7000人が暮らしていた。商人たちの中心にいたのはやはりソグド人だった。ソグド人はイランから伝わったゾロアスター教を信仰していた。一部復元された神殿からは鮮やかな壁画が見つかっている。ソグド人の宴の様子の壁画には財布が描かれていた。市場の跡でソグド人たちが使っていたお金が見つかっている。漢字で開元通宝と描かれている。当時の中国で普及した開元通宝を模した硬貨がソグド人の間で流通していた。現在の市場バザールでも中国との関わりを知ることができる。胡椒、胡桃、胡瓜などが売られている。「胡」がつくものはソグド人によってもたらされ、中国で名付けられたもの。中国の世界遺産「莫高窟」でもソグド人との関わりがみられる。第45窟の内部にある壁画に盗賊に襲われるソグド人が描かれている。莫高窟がある敦煌にはソグド人の集落もあった。ソグド人は長距離移動はせず、各日に拠点を置き駅伝形式で物資を運んだ。東西に7000キロのネットワークを気づいた。ネットワークの中核だったペンジケントは8世紀にイスラム勢力によって滅ぼされた。

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