森永乳業の海外戦略について伺う。キーワードは「グローバルな健康栄養食品メーカー」。海外事業の売上高比率を見てみると、ドイツ・アメリカ・パキスタンが上位に入っており、ドイツが売上の6割を占める。大貫さんは「ドイツにミライ社という会社があり、50年以上前にヨーロッパの会社と我々の4社で作った。その当時は資本構成が20%だったが、当時チーズの副産物でホエイというのが大量に出てきて、それを川などに捨てて環境汚染の原因にもなっていた。それを私どもで引き取って”膜分離技術”というのを使っていろんな効率的なタンパクの分解を行い、濃縮乾燥して乳糖やラクトフェリンなどいろんな乳製品の粉にして商売にした。いまヨーロッパを中心に乳製品メーカーに販売しているところ」などと話した。森永乳業では世界30以上の国と地域でビフィズス菌販売しており、海外で需要が高まっている。最注力エリアとしてベトナムで事業を始めているそうだが、理由について大貫さんは「これから発展が大きく見込めるというのもあるし親日というのもあるんですが、健康意識の高まりが非常にベトナムであり、私どもの商品の価値を認めていただける可能性があるんじゃないかということでベトナムに力を入れている。スケールメリットという意味ではなかなか本当の大手には敵わないので、我々の独自性をどこまで押し出していけるかということだと思う。海外比率は15%を2029年で目指している」などと話した。
森永乳業は来年開催される大阪・関西万博への出展を決めているが、目的について大貫さんは「ビフィズス菌について腸内環境の改善ということを通じてビフィズス菌の良さをご理解いただきたいというところ。もう1つはなかなかチャレンジが苦手な会社なので、こういうことを通じてチャレンジする文化を醸成していきたいというのも目的。ビフィズス菌が悪玉菌をやっつけるようなアトラクションの準備を進めている」などと話した。今後の業績見通しについて。2025年3月期・通期売上高は前年比4.2%増の5,700億円。営業利益は7.8%増の300億円。達成する自信はあるか聞くと「今年は”物流の2024年問題”というのがあり、物流経費も大きく上昇する。なんとかいままでやったことのない300億円に挑戦して、達成したいと思っている。成長分野にできるだけ投資を進めたいと考えており、これから先も見据えていきたいと考えている」などと話した。森永乳業の株価を確認した。目標株価は7,380円、分割後は3,700円を目標にしたいという。森永製菓とは様々なブランドで協力し合ったり、商品でも様々協業しているそうで今後も協力関係は続く。
森永乳業は来年開催される大阪・関西万博への出展を決めているが、目的について大貫さんは「ビフィズス菌について腸内環境の改善ということを通じてビフィズス菌の良さをご理解いただきたいというところ。もう1つはなかなかチャレンジが苦手な会社なので、こういうことを通じてチャレンジする文化を醸成していきたいというのも目的。ビフィズス菌が悪玉菌をやっつけるようなアトラクションの準備を進めている」などと話した。今後の業績見通しについて。2025年3月期・通期売上高は前年比4.2%増の5,700億円。営業利益は7.8%増の300億円。達成する自信はあるか聞くと「今年は”物流の2024年問題”というのがあり、物流経費も大きく上昇する。なんとかいままでやったことのない300億円に挑戦して、達成したいと思っている。成長分野にできるだけ投資を進めたいと考えており、これから先も見据えていきたいと考えている」などと話した。森永乳業の株価を確認した。目標株価は7,380円、分割後は3,700円を目標にしたいという。森永製菓とは様々なブランドで協力し合ったり、商品でも様々協業しているそうで今後も協力関係は続く。