ホリコ・キャピタル・マネジメントの堀古さんは「自動車保険料の高騰は、保険会社にとって有利に働いているとみられます。S＆P500保険株指数を見てみると、保険会社の株価はコロナから回復した後の2022年は上値の重い展開が続いていました。保険会社はいずれ保険料を引き上げ中長期的に利益を取り戻すものですが、一方で将来的に損害が減少したとしても、保険料は簡単に下げないので、収益状況は改善します。それを見越し、保険セクターは1年前から上昇しています。保険料上昇が追い風になっているのに加え、保険セクターは数少ない高金利のもとで強いセクターです。現在のようにインフレ率が高止まりするような状況では有利と言えます」などと話した。