イランとの交渉にますます前のめりなトランプ大統領は詳細は明かさなかったがイラン側の譲歩を示唆した。また「新たなグループがイランを率いている」とした上で当初から目標としてきた体制転換がなされたと言い張った。停戦交渉については適切な相手と取引していると主張した。一方、イラン軍の報道官はアメリカ側と和解することは今もこれからも決してないと強硬な姿勢を崩していない。こうした中、アメリカやイスラエルのメディアは、アメリカがイランに対し15項目の停戦計画を伝えたと報じた。仲介役のパキスタン経由で伝えられたという停戦計画には核開発の放棄や事実上の封鎖が続くホルムズ海峡を自由な海域として開放することなどが盛り込まれた。一方、イラン側も交渉の条件を要求。ペルシャ湾岸にある全ての米軍基地の閉鎖やホルムズ海峡の通航料をイラン側が徴収することなどを盛り込んだという。両国の要求に大きな隔たりがある。イスラエルのメディアはアメリカが停戦計画を協議するため1か月間の休戦を求めていると報じている。ただ、トランプ氏は戦闘の継続に向けた体制作りにも余念がない。ワシントンポストはアメリカの国防総省が陸軍の精鋭部隊第82空挺師団の数千人規模の部隊に対し中東への派遣を命じたと報じた。検討されている計画にはイランの石油輸出の拠点、カーグ島の占領も含まれている。
