NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議出席のためワシントンを訪問中の岸田総理大臣は、バイデン大統領主催の夕食会に出席した。夕食会にはNATO首脳、岸田総理らが招かれ、出迎えの際には岸田総理がウクライナ・ゼレンスキー大統領と会話を交わす場面もみられた。夕食会で岸田総理は、4月の米国公式訪問についてバイデン大統領夫妻に感謝を伝えたという。これに先立ち岸田総理は、韓国・尹錫悦大統領と会談し、先月のロシアと北朝鮮の首脳会談について「地域の安全保障に与える影響は深刻で憂慮すべきだ」と述べ、米国を含む日米韓の緊密な連携の重要性を確認した。岸田総理は日本時間の今夜、NATOの首脳会議に出席し「ヨーロッパとインド太平洋の安全保障は不可分だ」と立場を強く打ち出す考え。