きょうはキング牧師生誕記念日のためアメリカのマーケットは休み。ワシントンから中継。笑みを浮かべ連邦議会に現れたトランプ大統領。就任演説では「アメリカの黄金時代が始まる」とし、アメリカ第一主義の復活を強調した。その上でトランプ氏は「われわれの最優先事項は、誇り高く反映し自由な国家をつくることだ」とし、「自信と楽観的な見通しを持って大統領職に復帰する」と宣言した。トランプ氏の演説は約30分にわたり、2017年の16分を大幅に上回った。中でも政策面での具体的な主張が目立った。一方、退任したバイデン前大統領はワシントンを離れ政権を支えた職員らに謝意を示した。4年ぶりに大統領に返り咲きを果たしたトランプ大統領はこのあと早速バイデン政権の政策の大転換に着手する。アメリカメディアによると就任後すぐに大統領令200本以上に署名する可能性も取り沙汰されている。すでにトランプ氏は「パリ協定」から再び離脱すると表明したほか、「国家エネルギー非常事態」を宣言し、化石燃料の生産を増やす可能性も示唆している。一方でウォール・ストリート・ジャーナルは20日、焦点となっていた関税引き上げについて、「初日に強化するのは見送られる」と伝えた。トランプ氏は中国・カナダ・メキシコなどとの貿易について、貿易赤字や不公正な貿易慣行がないか政府の関係機関に調査を命じるとしている。トランプ氏はこのあとホワイトハウスに戻り、大統領令の署名を行う見通し。