EUファンデアライエン委員長は「欧州は今そこにある危機に直面している。だからこそ欧州は自らが守れるようでなければならない」ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「孤独ではないことが実感でき感謝している」と述べた。EUヨーロッパ連合の特別首脳会議が6日、ウクライナのゼレンスキー大統領を迎えて開催されEU再軍備計画の推進で合意した。EUのファンデアライエン委員長が4日に発表したもので、防衛力の強化のため8000億ユーロ(125兆規模)の資金を確保するというもの。ウクライナへの支援はハンガリー以外の26か国が合意。ウクライナの安全保障に消極的なトランプ大統領。ウクライナ支援を停止するなど“頼る事のできない存在”となった。波紋を広げているのは、フランス・マクロン大統領の演説。マクロン大統領は「ロシアは今後フランスと欧州の脅威となる。未来はワシントンやモスクワで決められるものではない。脅威は東側に戻りつつある。ベルリンの壁が崩壊して以来30年続いた無邪気さは終わった」と述べ、核抑止力を拡大する議論を始める考えを示した。またトランプ大統領とゼレンスキー大統領は再協議を行うと考えられる。