トランプ政権は10日、中国に対する相互関税をこれまでの84%から125%に引き上げた。ホワイトハウスの発表では、合成麻薬の流入を理由に発動している関税20%にこの125%が上乗せされ、中国への追加関税は合計145%となる。トランプ大統領は「中国との関係はどうなるか見守りたい。取引ができることを望んでいる。最終的には両国にとても良い解決策が見つかると信じている」などと述べ、報復の応酬となっている中国との取引に意欲を示した。一方、中国以外の報復措置を取らなかった国については、相互関税の上乗せ分を90日間停止する措置を取っているが、この期間にアメリカが望む合意ができなかった国には停止した関税を再び発動する考えを示した。