きのうFIFAが発表した声明が世界で物議を醸している。アメリカの絶対的エースのF.バログンは決勝トーナメント1回戦で相手選手の足を踏みつけレッドカード、一発退場となった。FIFAの規定ではレッドカードは次の試合出場停止となり、きょうのベルギー戦は出場できないことになっていた。その処分が一転し、FIFAは出場停止処分を1年間猶予すると発表した。ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏がFIFA会長に電話をして処分の見直しを要請したと報じている。FIFAの判断をめぐりトランプ大統領とインファンティノ会長の親密な関係性に注目が集まっている。去年12月にはノーベル平和賞を渇望するトランプ氏にインファンティノ会長が「FIFA平和賞」を授与。さらにトランプタワー内にFIFA事務所を開設。FIFAは全関係者に政治的中立性を義務づけているが、今回の対応についてヨーロッパサッカー連盟は「他の多くの選手が同様の状況に置かれ出場停止処分を受けている大会の最中に例外を設けるなど論外だ」と厳しい声明を発表した。アメリカの次の対戦相手ベルギーのガルシア監督は皮肉を交えて「7月5日がヨーロッパのエイプリルフールに相当するとは知らなかった」とコメント。FIFA会長に電話をしたのか問われたトランプ氏は「FIFAに対して再審査を頼んだ。2人の選手が衝突しただけだ」と述べた。日本時間きょう未明、インファンティノ会長がSNSでトランプ氏から電話を受けたことを認めた上で「今回の事態は適切な機関によって適切に決定されているとトランプ氏に説明した。個人的にその決定を好むかどうかは無関係だ」と反論した。
