太平洋戦争ででフィリピンで犠牲になった人に呼びかけている亀井さんは父親もフィリピンで戦死した。毎年戦争遺児らと慰霊を行っている。亀井さんは父親のことを知りたいとフィリピンから生還した人たちを訪ね歩き慰霊や遺骨収集にあたってきた。また、フィリピン人が約100万人犠牲になったことを知り衝撃を受けた。さらに、旧日本軍が現地の人達にスパイ容疑をかけて残虐な行為を行ったと聞かされた。亀井さんは現地の人々に何か手助けできないかと考え旧日本軍が司令部を置いた村の支援活動に乗り出すことを決意し、24年前小型の水力発電機を設置し、小学校に学用品を送ったりした。ことし長年の功績から名誉村民として表彰を受けた。