- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 近藤奈央 是永千恵 野口葵衣
きのう、34年ぶりに一時1ドル=160円台をつける場面があった外国為替市場。日本時間の昨夜以降のニューヨーク市場では、1ドル=156円台後半まで値下がりしたあと、一時1円以上値上がりするなど、荒い値動きとなっている。
共産党はことし1月に開いた党大会で、現在25万人程度の党員を今後2年間で27万人に回復させる目標を掲げた。目標達成のためには若い世代の支持獲得を図る必要があるとして、幹部が中心になって政治の転換を呼びかける取り組みを強化することにしている。先週27日には志位議長がオンライン参加も含め、大学生などおよそ1700人を前に講演を行った。そして「米国や財界中心の日本の政治のゆがみを正し、貧困と格差を押しつける政治や社会を変えよう」と呼びかけた。共産党は今後も憲法などをテーマに、大学生ら若者が参加するイベントや集会を各地で予定していて、党員の回復につなげたい考え。
きのうからけさにかけてのドルに対する円の推移を紹介。きのう午前中、1ドル=160円台と一気に円安が進んだが、午後には一転して円高方向になり、この間に一時6円近く動いた。政府・日銀による市場介入について、為替政策を担当する財務省・神田財務官は「私から為替介入の有無について申し上げることはない」としたが、「投機による激しい異常ともいえる変神田財務官が国民経済にもたらす悪影響には看過しがたいものがある。したがって引き続き必要に応じ適切な対応をしていきたい」とも述べている。市場関係者からは、6円近くという大きな幅で円高方向に動いたため、過去の介入と照らし合わせても為替介入ではないかという見方が多く聞かれた。介入をしたかどうかを言わないほうがいいと判断することもある。これを「覆面介入」と言うが、今は当局と投機的に円を売る投資家との間で神経戦になっている。こうしたピリピリとした状況の中で、急に円高になったとする。このときに「ノーコメント」と為替の有無を言わなければ、それ以外の理由で動いたことも考えられ、投資家は疑心暗鬼になる。これ以上、円を売るとまずいかもと思わせることで、動きをけん制するという効果がある。
円相場に大きな影響を及ぼす米国のFRB(連邦準備制度理事会)の金融政策を決める会合が、30日から始まる。今回の会合では政策金利を据え置くと見られていて、焦点は会合のあとのパウエル議長の記者会見になる。この中で利下げをいつ始めるのかなど、利下げのスタンスをどのように示すかがポイントになるが、市場ではその時期は遅れるという観測が日増しに強まっている。その理由は、米国のインフレがFRBが当初思っていたよりもしつこいため。米国の消費者物価指数は去年から横ばいで推移していて、最近直近では上昇している。その背景にあるのが堅調な経済で、特にサービス産業。人材を確保するための賃金の上昇と、それを価格に転嫁する動きが続いていて、このことが物価を押し上げている。高い水準にある今の状態を継続する必要があるということになる。そのことは円安の要因にもなってくる。円が売られる要因の1つが、日米の金利差。金利のイメージを紹介。金利が高いと、その通貨を持っていれば高い利回りが得られるので買われやすくなる傾向がある。ことしの初めごろは米国は年に6回利下げすると市場は予想していたが、時を経るごとに予想する回数が減り、今は2回以下だと市場は見ている。そうなると金利差は開いたままの状態になる。米国の今後の金融政策について、FRBの地区連銀の元総裁に聞いた。リッチモンド連銀元総裁・ジェフリー・ラッカー氏は「引き締まった雇用状況が賃金上昇につながりインフレに拍車をかけている、年内は利下げが行われない可能性が高く、利下げできても12月会合の1回だけだろう、しばらくこの水準を維持してインフレの推移を見守る必要がある」と述べた。政府・日銀の市場介入で一時的な流れを止めることはできても、米国が利下げをしないと円安の局面はなかなか変わらないという見方が多くある。FRBのパウエル議長が会合の終了後に何を語るのか注目。
日本の技術が海外で軍事転用されることを防ぐ新たな制度について。経済産業省は、民間企業の技術で軍事にも活用できる分野が増えていることを踏まえ、軍事転用を防ぐための新たな制度を導入する方針。半導体や航空機関連など日本が強みとする技術を念頭に、民間企業が海外で共同研究や工場建設などを行う場合、国への事前の報告を義務づけるという。虚偽の報告などに対しては、罰則も設ける方向で、経済産業省は制度の対象とする技術の選定などを進めたうえで、早ければことし夏から必要な政令や省令の改正を進めることにしている。
- キーワード
- 経済産業省
企業が社員に研修を行う際、座学では伝えるのが難しい作業などをVR(バーチャルリアリティー)で体験してもらおうという取り組みを取材した。大手警備会社が社内研修で取り入れているVRは、警備で巡回するオフィスビルなどをもとに360度の映像を用意した。点検するべきポイントを所定の時間内に漏れなく探せるかを試す。忘れ物や不審なものを発見する力も養うことができる。点検するべきポイントをいくつ見逃したのか確認することができ、理解が不足している部分が分かるという。一方、VRを活用して社員の安全意識の向上につなげようという取り組みもある。大手鉄道会社が行っているのは、脱線事故の現場を追体験する研修。10年前に回送列車と資材を運搬する作業車が衝突した事故では、安全管理に関する指示が不十分だったことなどから運転士と車掌がけがをし、ダイヤにも乱れが出た。会社は現場にいた従業員の証言をもとに、事故が起きるまでの状況を再現した。当時、現場には作業車を誘導する責任者がいた。VRではその責任者などの視点に立って、現場の様子をよりリアルに感じることができる。鉄道会社によると、脱線事故のあとに入社してきた社員も多いということで、事故の教訓を引き継いでいくという意味でもVRを使った研修は有効だという。
太平洋戦争ででフィリピンで犠牲になった人に呼びかけている亀井さんは父親もフィリピンで戦死した。毎年戦争遺児らと慰霊を行っている。亀井さんは父親のことを知りたいとフィリピンから生還した人たちを訪ね歩き慰霊や遺骨収集にあたってきた。また、フィリピン人が約100万人犠牲になったことを知り衝撃を受けた。さらに、旧日本軍が現地の人達にスパイ容疑をかけて残虐な行為を行ったと聞かされた。亀井さんは現地の人々に何か手助けできないかと考え旧日本軍が司令部を置いた村の支援活動に乗り出すことを決意し、24年前小型の水力発電機を設置し、小学校に学用品を送ったりした。ことし長年の功績から名誉村民として表彰を受けた。
奈良・桜井市の神社で昔の装束を身にまとってまりを蹴り合う「けまり祭」が行われた。藤原鎌足がけまりを通じて中大兄皇子と出会い、「大化の改新」の計画を練ったという故事にちなんで行われている。
香川・観音寺市で「銭形砂絵」の形を整える、恒例の砂ざらえが行われた。「銭形砂絵」は江戸時代の貨幣「寛永通宝」をかたどった巨大な砂絵。約390年前に作られたと伝えられていて、これを見た人はお金に不自由しないと言われている。
秋田・横手市では公園の沼でたらいこぎ競争が行われた。100年以上前、若者が酒つくりに使われるたらいに乗って沼で遊んだのが始まりとされている。参加者は手で水をかき、42.195m先のゴールを目指した。
為替と株の値動きを伝えた。
東京・渋谷から全国の気象情報を伝えた。
- キーワード
- 渋谷(東京)
交通情報を伝えた。
関東の気象情報を伝えた。