- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 森田茉里恵
オープニング映像と挨拶。
衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の3つの補欠選挙は、いずれも立憲民主党が勝利。自民党は候補者擁立を見送った選挙区を含め議席を失った。全国屈指の保守王国、島根県。島根1区は今回、唯一の与野党対決となった。自民党は今回政治とカネの問題で厳しい戦いになった。対する立憲民主党、保守層の切り崩しを図った。島根1区の結果。立憲民主党の元議員の亀井亜紀子氏が自民党の新人で公明党が推薦した錦織氏を抑え2回目の当選を果たした。衆議院選挙に小選挙区制が導入されてから、島根県では全国で唯一自民党が選挙区の議席を独占してきたが、今回初めて議席を失うことになった。
それでは松江局の佐藤大輔記者に聞いていく。一様に衝撃を受けている。選挙戦が始まる前は保守王国の島根だから、きっちりやれば最後はひっくり返せる。自信を示す関係者も少なくなかった。しかし前回3年前の衆議院選挙では、細田さんと亀井さんの差がおよそ2万3800票だったが、今回はそれ以上の差を亀井さんにつけられた形。自民党のある地元議員は、時代の流れが変わったと感じる。自民党のある地元議員は、時代の流れが変わったと感じる。保守王国の島根でこのような結果になったということは、こうした流れが全国に広がる可能性もあると危機感を示していた。一方の亀井さんの陣営の関係者は、自民党の岩盤支持層は簡単には崩れないだろう。これからが勝負になると気を引き締めていた。
東京15区は、立憲民主党の新人、酒井菜摘が初めての当選を果たした。自民党が候補者擁立を見送り、野党や無所属の候補など過去最多の9人が争った。酒井氏は37歳、看護師や助産師として働いたあと、東京・江東区の区議会議員を務めた。選挙戦では子育て支援の拡充やクリーンな政治の実現を訴え、立憲民主党の幹部が連日応援に入ったほか、共産党はいったん擁立した候補者を取り下げて酒井氏の支援に回った。
長崎3区。自民党は候補者擁立を見送り野党候補2人の争いとなった。立憲民主党の前議員で社民党が推薦した山田勝彦氏が、日本維新の会の新人で教育無償化を実現する会が推薦した井上翔一朗氏を抑え2回目の当選を果たした。選挙区での議席獲得は初めて。
今回の投票率は島根1区が54.62%、東京15区が40.70%、長崎3区が35.45%で、いずれもこれまでで最も低くなった。今回の補欠選挙の結果を受け自民党、茂木幹事長は政府・自民党への信頼回復に努めるとしつつも時間はかかるとコメント。立憲民主党の泉代表は政権交代のために今後の総選挙で白黒をつけるとした。
今回の補欠選挙に関して、自民党内ではこの保守王国、島根での敗北に危機感が広がっている。党内からはこのように政治とカネの問題による逆風で劣勢とはいわれていたが、想像以上に厳しい結果だという声が出ている。また、公明党からはこちら、もはや政治資金規正法の抜本的な改正を成し遂げる以外に道はないという指摘も出ている。政府与党としては今の国会で野党の協力も得て、法改正を実現し、信頼回復につなげたい考え。一方の立憲民主党だが、いわば野党統一候補としての今回の勝利に手応えを感じている。立憲民主党は次の衆議院選挙に向けて、ほかの野党に粘り強く連携を働きかけるとともに、岸田総理のもとでの解散、これを迫る方針。今後の政権運営つにいて。補欠選挙は、現時点での岸田政権に対する評価ともいえますので、政権にとってダメージになることは避けられないと思う。実際、自民党の中堅若手からは、政治資金問題でリーダーシップを発揮できていない責任は大きいと、岸田総理に矛先を向ける声も聞かれる。一方で、政権幹部を中心に党全体の問題で岸田総理の責任には直結しないという意見も出ており、直ちに政局になる可能性は高くないと思う。また今の国会での衆議院の解散は難しくなったという見方も広がっており、岸田総理は党内情勢を見極めながら秋の総裁選挙への対応と解散戦略を検討していくことになる。
G7の気候・エネルギー・環境相会合がイタリア・トリノで行われ、日本からは斎藤経済産業大臣・伊藤環境大臣が出席。昨年開かれたCOP28では気候変動対策の進捗を評価する「グローバル・ストックテイク」を初めて行なったが、今回の主要テーマは温室効果ガスの削減対策の強化になると見られる。再生可能エネルギーに関して2030年までに発電容量を3倍に引き上げる目標で合意しているが、G7としてどのように貢献できるか、議論が進められると考えられる。また日本としては石炭火力発電の削減に関して、欧州などと意見に隔たりがあり、輩出削減策を講じ、活用を目指す日本の立場を主張、各国の理解を得たい考え。
埼玉・秩父市の荒川上流域は日本一早くあゆ釣りが解禁されることで知られ、親子連れも含め150人を超える人が並ぶ様子が見られる。生きたあゆを餌にする友釣りという手法も行なわれ、川の中にいるあゆが餌となるあゆを敵と認識して引っかかるのだという。釣人は減少傾向にあるものの、そこで秩父では日本一早い解禁で賑わいを取り戻そうとしている。
ドジャースの大谷翔平はブルージェイズ戦に出場。大きな当たりは相手のジャンピングキャッチに阻まれ、チャンスでは凡退に終わるなど無安打となり、チームも3-1で敗れている。
パリ五輪アジア最終予選が行なわれ、日本はカタールを破って出場権獲得まであと1勝としている。松木玖生選手は結果にこだわりながらやっていきたいと言及している。対するイラクは身体能力を活かしてカウンターやセットプレーに強みを持つチームとなっている。試合は30日の午前2時30分空で、日本が勝てば8大会連続の五輪となる。
阪神はヤクルトと対戦。阪神は投手陣が捕まるものの、大山悠輔の当たりがラッキーなヒットとなりこれが勝利打点となった。試合は4-3となっている。
ソフトバンクと西武の試合は延長線に持ち込まれるが、絶好のチャンスで西武打線が立て続けにチャンスで決めきれずにいる中、12回にパスボールによるサヨナラ負けを喫している。試合は3-2で、西武は延長戦に限ると15連敗となっている。
ロッテは楽天を10-1で下し連敗は7で止まっている。中日と広島の試合は0-0の引き分けとなった。
全国の気象情報を伝えた。
衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の3つの補欠選挙は、いずれも立憲民主党が勝利。自民は候補者擁立を断念した選挙区も含め議席を減らすこととなった。