バグダッドから地中海へシルクロードを横断。かつてはラクダのキャラバンが往来した道中には、古代に作られた城塞都市「ドゥラ・エウロポス」がある。その真西に進めば約500kmで地中海へ。その道半ばには、隊商都市「パルミラ」がある。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。その持ち主はベドウィン族のラマダンさん。200頭のラクダを持っているという。番組側の意向を何度も伝え、承諾を得た。シルクロードの担い手であったラクダキャラバンを再現し、その実態を記録するのが目的。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。隊のラクダは212頭。歴史考古学者も加わり、学問的調査も行う。隊長でラクダ持ち主のラマダンさんは数少ないラクダキャラバン経験者。道中出会ったのは、貴重な燃料であるラクダのフンを集めている女たち。約5時間で1日目のキャラバンが終了。ラクダは時速5kmほど。休憩の間、ラクダが逃げないよう前足を縛っておく。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。1日目の終わり、寝る前にはテント周りのサソリ退治を行う。穴を見つけて水を流し込むと、溺れたサソリたちが這い出してくる。この夜、53匹を退治した。翌朝まず行ったのはラクダの乳絞り。乳は水分補給などにも役立つという。ラクダは道中の草を食べるため、餌を運ぶ必要はない。運べる荷物は1頭あたり200kgほど。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。ルート上には、ラクダの飲水用としてほぼ100kmごとに井戸が掘られている。ラクダ1頭あたりドラム缶1本ほどを飲む。次の日は泉で休憩。キャラバンを率いる隊長は、彼だけにわかる砂漠の地形を読み取って泉を見つけ出すという。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。かつてキャラバンを率いていたベドウィン族は、砂漠の井戸のそばにテントを張って暮らしている。現存するのは4つの一族のみ。この日一行に振る舞われたのは羊腸のスープ。イスラムの教えにより、右手だけを使って食べる。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。キャラバンを始めて8日目、200余kmを歩いてようやくの到着だった。ここまで1日平均で5時間ほど歩いたという。パルミラはナツメヤシの茂るオアシスであり、その近くには石造の「ベール大神殿」がある。街はこの神殿を中心に作られている。崩れかけている塔はパルミラの墓。劇場があるなどローマ文化の影響も見られる。柱の1本1本には人々の肖像、その功績が書き残されている。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。パルミラは2つの大国に挟まれており、その豊かさゆえに両大国の争奪の的となり常に戦禍にさらされていたが、パルミラ人にとって心の安らぎは祖先との語らいだった。墓の1つ「エラベールの塔」にあるミイラ。包んでいた布切れは中国(漢代)製であり、2000年近く前に1万kmほど運ばれていたことがわかる。墓には当時の上流階級「神官」の彫刻などがある。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。パルミラが滅んだのは突然だった。栄華を極めていた紀元270年、自国の力を過信したのかローマ帝国に戦いを挑んだ。直後にローマの大群に包囲され、ベール大神殿を残して全て破壊された。ここから地中海までは約250km。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。その持ち主はベドウィン族のラマダンさん。200頭のラクダを持っているという。番組側の意向を何度も伝え、承諾を得た。シルクロードの担い手であったラクダキャラバンを再現し、その実態を記録するのが目的。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。隊のラクダは212頭。歴史考古学者も加わり、学問的調査も行う。隊長でラクダ持ち主のラマダンさんは数少ないラクダキャラバン経験者。道中出会ったのは、貴重な燃料であるラクダのフンを集めている女たち。約5時間で1日目のキャラバンが終了。ラクダは時速5kmほど。休憩の間、ラクダが逃げないよう前足を縛っておく。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。1日目の終わり、寝る前にはテント周りのサソリ退治を行う。穴を見つけて水を流し込むと、溺れたサソリたちが這い出してくる。この夜、53匹を退治した。翌朝まず行ったのはラクダの乳絞り。乳は水分補給などにも役立つという。ラクダは道中の草を食べるため、餌を運ぶ必要はない。運べる荷物は1頭あたり200kgほど。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。ルート上には、ラクダの飲水用としてほぼ100kmごとに井戸が掘られている。ラクダ1頭あたりドラム缶1本ほどを飲む。次の日は泉で休憩。キャラバンを率いる隊長は、彼だけにわかる砂漠の地形を読み取って泉を見つけ出すという。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。かつてキャラバンを率いていたベドウィン族は、砂漠の井戸のそばにテントを張って暮らしている。現存するのは4つの一族のみ。この日一行に振る舞われたのは羊腸のスープ。イスラムの教えにより、右手だけを使って食べる。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。キャラバンを始めて8日目、200余kmを歩いてようやくの到着だった。ここまで1日平均で5時間ほど歩いたという。パルミラはナツメヤシの茂るオアシスであり、その近くには石造の「ベール大神殿」がある。街はこの神殿を中心に作られている。崩れかけている塔はパルミラの墓。劇場があるなどローマ文化の影響も見られる。柱の1本1本には人々の肖像、その功績が書き残されている。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。パルミラは2つの大国に挟まれており、その豊かさゆえに両大国の争奪の的となり常に戦禍にさらされていたが、パルミラ人にとって心の安らぎは祖先との語らいだった。墓の1つ「エラベールの塔」にあるミイラ。包んでいた布切れは中国(漢代)製であり、2000年近く前に1万kmほど運ばれていたことがわかる。墓には当時の上流階級「神官」の彫刻などがある。
バグダッドから地中海へシルクロードをラクダで横断。山のふもとにある隊商都市「パルミラ」に到着。パルミラが滅んだのは突然だった。栄華を極めていた紀元270年、自国の力を過信したのかローマ帝国に戦いを挑んだ。直後にローマの大群に包囲され、ベール大神殿を残して全て破壊された。ここから地中海までは約250km。