昭和世代にとってはかなり懐かしい砂糖でできたお菓子「ボンボン」が、今、令和の若者の間で争奪戦になっている。コンビニや菓子店などで品薄となり、フリマサイトで1万円で売られている場合もあるという。外はざくっ、中からとろっとあふれ出す二重の食感。それが令和の今、若い人たちの間でなぜか話題になっていて争奪戦のような状況に。この流行の発端だといわれているのが、コンビニで数量限定販売されていた、シャインマスカットボンボン。ほかにはない、ざくっとした食感や、そしゃく音がSNSで話題となり、先月初めに発売してから、僅か1、2週間で完売してしまった。フリマサイトでは次々と売れていき他社のさまざまなボンボンも出品されるほど。山梨県の道の駅などで販売されているボンボンも、あの味に似ていると、SNSでうわさが広がったことで、売り上げが例年のおよそ2倍になり、現在製造が追いついていない状況。ブームの波は都内のあめ専門店にも及んだ。ボンボンを作る複数の会社は、安定供給できるまで、しばらくかかるとしている。