航空自衛隊千歳基地ロードマスターと呼ばれる空中輸送員の新人たち。特別航空輸送隊は、皇室や政府要人の輸送などを行う日本国政府専用機を運用する部隊。その6人は、全国の基地から選抜される。政府専用機は、1987年に導入された特別輸送機。給油なしでフランスまで飛行でき、国際緊急活動や国際平和協力などを担っている。政府専用機の実践訓練がメディアに初公開された。ロードマスターは、荷物管理やCA業務などを担当する。空の上で行われるため、揺れや騒音など地上での訓練とは状況が違う。サービス中に機体の揺れが発生し、作業を中断して座席に戻る場面も。機体に異常が発生したというシチュエーションでは、窓に10センチの亀裂があることが発見された。新人の東さんは乗客を移動させ、後方エリア担当の水口さんに乗客を託した。緊急着陸を想定し、新人たちは乗客に向かって指示を叫び続けた。機体は海の上に停止。乗客に救命胴衣を着させ、脱出を促した。ここで訓練が終了。水口さんは、乗客の命を預かっている、この職に就くと決めたときから気持ちを切り替えていこうと思っていたなどと話した。