新作映画「大雪海のカイナ」の凄さを知るべく、制作会社ポリゴン・ピクチュアズを見学。CGアニメ制作は4項目に別れる。ステージング作業では作品の舞台づくりを行い、モデリング作業へ。キャラクターごとにポリゴンでモデルが作られ、画面上で仕上がりを確認することも可能。主役級のキャラクターになると、完成には3ヶ月から半年程度かかるとされる。CGではこれの流用が可能。舞台となる城も同様の工程で作られる。リギング&アニメーションの作業では、キャラクターの表情などの動きを動かしながら作っていく。体においては数百の部位が可動。モーションキャプチャーだと、人間の些細な動きも入ってしまうため、今作では使われない。アニメーション作業は、1コマずつキャラクターに芝居をつけていく作業。1日に3秒~5秒ほどが作れるそう。ライト&コンポジット作業では、出来上がったCGデータに光を当てたり色合いを変えて、仕上げを行う。スタッフが最も苦労したという2秒ほどのシーンでは、多くのキャラクターが登場するうえ、キャラクターの数も多い。この2秒に3日ほどを費やしたそう。